Tokyo Conference Day 5 (3/14) PM | HCAP東京大学運営委員会(HCAP Tokyo)

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HCAP6期の佐野です。
石山に引き続き、広島の午後から書いていきます。

Leeper様の貴重なお話を伺った後、文化体験の一環として広島風お好み焼きを昼食にいただきました。
大量のそば(焼きそばに近い麺です)が入っているのが広島風の特徴ですが、おそらくハーバード生にとっては初めての「お好み焼き」だったはずです。
目の前の鉄板で焼いてくださり、完成したら鉄板の上から食べるという新鮮なスタイルに、ハーバード生は予想以上に満足していました。
粉モノが好まれるのは、日本もアメリカも変わらないようですね。
食事中、原爆から戦争の話まで、熱い鉄板の前で(笑)熱く議論する姿も見られました。
僕は聞いていたのですが、テーマがテーマだけに、使われていた語彙は難しかったです。
自分の場合、日常会話なら何とかなるのですが、こういった話になると専門用語が分からないために、その使用を控えざるを得ず、まとまりのない言葉になってしまいます。
国際的な舞台で使える英語を習得するためには、そうした専門用語の習得が必須だと思いました。

その後は文化体験とエンターテインメントを兼ねて宮島へ。
この前日京都に行ったのですが、宮島には厳島神社に代表されるような、京都とはひと味違った日本文化が眠っています。
折しも今年の大河ドラマは「平清盛」ということで、島は大にぎわいでした。(僕は「大河ドラマ」の意味をハーバード生に説明しようとしたのですが、これまた苦戦。意外なところに落とし穴はあるものです。)
最初に厳島神社を皆で回り、そのあとグループに分かれて島の美味を堪能しました。
もみじまんじゅう、牡蠣、ソフトクリーム...楽しむものはいくらでもあります。
残念ながら40分ほどしか自由時間が取れませんでしたが、各グループともそれぞれの楽しみ方をしたようです。
中にはもみじまんじゅうの味が気に入ったのか、言葉の響きが気に入ったのか知りませんが、東京大学HCAPの佐川を「もみじまんじゅう」と呼び始めたハーバード生もいたほどでした。
何というか、まあ企画責任者としては報われたというべきなのでしょうか...笑

全体として、この日の午後は目の前に展開される日本独特の食べ物だったり、建物だったりを話題にし、東大生とハーバード生が軽い会話を楽しんだ時間でした。
午前のようなアカデミックな交流も大変意義がありますが、同じくらい親睦を深めることにも意義はあると思います。
英語の苦手なメンバーなどは、こういった時間の方が会話の糸口が見つけやすかったのではないでしょうか。
ハーバード生に日本文化を体験してもらい、日本を理解してもらったのはもちろんですが、東大生にとっても上のような理由で有意義な時間だったと思います。

帰りは夜行バスで東京まで帰りました。
メンバーの多くは疲れきっており、バスについてお弁当を食べた途端に熟睡、という人が大多数でした。
僕は午前1時くらいまででしょうか、隣に座っていたハーバード生と話していました。
振り返って、この時間が一番カンファレンスの中で充実していた時間だと思います。
帰り際、その彼に一番思い出深いことは何だったか聞いたところ、彼も僕と話していた時間だと答えてくれたのはすごく嬉しかったです(社交辞令じゃないことを祈っていますが)。
バスで話した人とは一気に仲良くなる、という経験はこれで3度目なのですが、普通の話から不思議な話までできました。
例えば、自分は時間のデジタル表示を見た時に、それを4桁の整数に見立て、素因数分解するという不思議な癖があります(例えば23時52分→「2352」→「2*2*2*2*3*7*7」、といった具合。笑)。
それを隣のハーバード生に言ったところ、何と彼もその癖があって、今まで30分間、1分ずつそれをやっていたと言うのです。
これ以上ない下らない時間でしたが、逆にここまで僕を彼と打ち解けさせてくれた発見はありませんでした。
相互理解にも不思議な側面があったものです。

次の記事は15日の朝からです。
お楽しみに!