UX浪人の人間中心設計専門家の山口です。
2015年も終わりに近づいた12月9日(水)19:30から、
UX MILKさんが主宰するUX JAMの4回目-UX Girls Special!-に初参加してきました。

LTの七人め(最後)の内容をレポートします。

G:『パーティー系ボドゲの盛り上がるUI&UX』

大根はじめさん:フリーランス
漫画家をしながら、人はなぜゲームにはまるのかをテーマに、
ゲームクリエーターの専門学校で非常勤講師(ゲーム科)も。

本日は、パーティーゲームの
「Lift it!(ブロックを重ねた得点で進んでいくすごろくゲーム)」と
「キャプテン・リノ(積み上げ系カードゲーム)」についてご紹介。

大根はじめさんUXJAM4 

どこがハマる要素か?考察してくれました。

・まずターゲットユーザー
パーティーで楽しめるボードゲームなので老若男女で、
実際にキャプテン・リノでは5才~99才と表記されてます。

・そしてアクセシビリティ
パーティーの場合は気分の盛り上がりをダウンさせないよう
素早く用意できなければならないため、実際に準備時間を計測したそうです。

「キャプテン・リノ」46秒、「Lift it!」1分29秒
それに対してボードゲームの「パンデミック」7分16秒

Attention(注目度)も重要。
ボードゲームは基本的に平面的だが、これら2つは高さを追求することが特色。

・初めての人でも予想できる直感的な操作
つぎ足せばよい、ひっかければよいといった、何をすればよいかわかりやすい。
シグニフィア(アフォーダンス)に通じますね。

・アクション性が高いこと
一般のボードゲームのように動きが平面的で単調ではない。
積み上げる、ゆれる、崩れるといったアクション/リアクションがあり
緊張感や積み上げたときの達成感など、感情のゆさぶりがある
ちなみにアクション/リアクションについて優れたビデオゲームは、
スーパーマリオブラザーズで、ジャンプと降りた時のキノコが該当するそうです。

・自分たちの体験を共有できること
ハラハラ・ドキドキ感が共有でき、さらに素晴らしいのは
周りで見ている人たちもアクション/リアクションなど
感情をシェアできて楽しいところ。

と、ゲームの魅力をUX視点で語っていただきました。

ディスカッションUXJAM4 

<ディスカッション>
みなさん、お近くの3~4人が集まって2015年のUXを振り返りました。
私のグループは男4人で、デザイナー系が2名、エンジニア1名、リサーチャー(私)でして
職場の同僚と身近なUX談義で盛り上がるという話で盛り上がっていた
と記憶しているのですが。。。
詳細忘れましたが和気あいあいとw

さて、次回のUX JAMは、年明けの1月8日にUX Tokyoと合同の新年LT祭り だそうです。
UX JAM -NEW YEAR UX RESOLUTION-
合同でしちゃうところが面白いですし、期待大!ですね。

UX MILK編集部さんのブログには
 登壇者の集合写真とLT資料がUPされているのでご参考に!
http://uxmilk.jp/info/ux-jam-4-report

他のLT登壇者へのリンク
A:『メーカー出身のUXデザイナーがIT系に転職して出会いを求めるのは間違っているだろうか』
B:『ユーザテストをしたら開発者が悲しい顔をしたお話』
C:『恋愛の体験デザイン』
D:『ハリーポッター、UXランキング』
E:『まいにちUX』
F:『認知と分類についてのやわらかいお話』