UX浪人の人間中心設計専門家の山口です。
2015年も終わりに近づいた12月9日(水)19:30から、
UX MILKさんが主宰するUX JAMの4回目-UX Girls Special!-に初参加してきました。
LTの三人めの内容をレポートします。
C:『恋愛の体験デザイン』
横山詩歩さん:株式会社コンセント
デザイナー。横山さんのプロフィールは↓を参照
http://sustoco.concentinc.jp/from-editors/2013/04/shiho-yokoyama/
自己紹介で、恋愛や男女について考えることが好きでたまらない、
本日は恋愛トークだと、のっけから自身をさらけ出して引き込みます。
UXは恋愛に使えるのでは?というアイデアから生まれたそうです。
仮説:彼目線で恋愛を考えられるのではないか
恋愛ハウツー本だとテクニックなので成果の確率は高いと思うが
自分の相手がどの分類に当てはまるのか確証がもてないため
時間をかけるのに非効率だし、本質的ではないと思って
UXの応用を考えたそうです。
※この思いには恋愛サクセスを得る時のインサイトが隠れていそうで
恋愛サービスを考えている方はヒントになりますよ!
人間中心設計ならぬ「恋人中心設計」で
Boyfriend Centredなアプローチでユーザー体験を考えてみよう!
自分が相手のここが好き/嫌いではなく、
相手が思う自分の良いところ、改善してほしいところ
がわかれば、より2人の恋愛体験が向上しやすくなるという考えです。
まずは自分を実験台に、
2年ほど付き合ている彼氏との恋愛体験を向上させよう!と実践。
恋愛とUXの探究者ですね。
まず調査しよう!ということで彼に聴く質問票を作ったそうですが
どこが不満かの質問は、地雷すぎて言い争いの素となるため聞けなかったそうです(笑)
そこでソリューションに落とし込みやすい具体性のある課題とその改善に絞り
まず彼のペルソナを造ってみたそうです。
流石、コンセント女子w お仕事モードですね。
ただ、手法に則ってペルソナと言っていますが、本人そのものじゃないですかww
そのペルソナの形式も、出会い系やお見合いサイトのプロフィールを参考とは。
そして1日の彼氏ジャーニーを書き出し、タッチポイントでの彼の心理を
彼になりきって横山さんが想像し、ネガティブ場面での改善のアクションを
考えていくことで、軽いもの、この場では言えないディープなこと含めて
様々な改善策が出たそうです。
タッチポイントとは2人が一緒にいるときかな?
まとめ:
いつもは自分の希望で相手を見てしまうが、
相手の気持ちを想像して分析いく過程で得るものがあった。
相手から指摘されると直す気がなくなるけど、
自分で気づいたら腑に落ちるため直す気持ちになる、
「今回のように作業して見える化すると改善の施策が立てやすいので
実際に改善できそうな気がしてくる」
上記のことに気づいたところはすごいですね。
「挙げられた改善点をこれからPDCAサイクルで回すので、
本当に効果があったかは3か月後を見て下さい!」
言いっ放しではなく、効果検証と改善まで含めて追いかけようとする姿勢は
コンセントさんの社風なのでしょうか。
UX MILK編集部さんのブログには
登壇者の集合写真がUPされているのでご興味のある方はこちらも^^
http://uxmilk.jp/info/ux-jam-4-report
他のLT登壇者へのリンク
A:『メーカー出身のUXデザイナーがIT系に転職して出会いを求めるのは間違っているだろうか』
B:『ユーザテストをしたら開発者が悲しい顔をしたお話』
D:『ハリーポッター、UXランキング』
E:『まいにちUX』
F:『認知と分類についてのやわらかいお話』
G:『パーティー系ボドゲの盛り上がるUI&UX』