UX浪人の人間中心設計専門家の山口です。
2015年も終わりに近づいた12月9日(水)19:30から、
UX MILKさんが主宰するUX JAMの4回目-UX Girls Special!-に初参加してきました。

LTのお二人めの内容をレポートします。

B:『ユーザテストをしたら開発者が悲しい顔をしたお話』

高橋綾さん
株式会社メンバーズの1年目のエンジニアさん。
経歴は、高専で初め電子工学科、研究室を変えて
児童向けWebアプリの開発でUXと出会ったそうです。
UXとの出会いペルソナを創るとしたら、エクストリームユーザーですねw


高橋綾さんUXJAM4 

今日は、楽譜を読めなくても作曲ができる、
児童向けの作曲支援Webアプリを制作した時の話が本題です。

小学生向けなので、大人の操作能力と異なることが予想される。
そもそも小学生ってマウス操作どれだけできる?
という疑問からユーザビリティテストをしたそうです。

パイロットテストをして、必要なものや小学生の振る舞いを洗い出したり、
対象者を誘導しないように台本つくったりして下準備はばっちりに。
タスクはきらきら星を作曲すること。

実際のテストでは、予想もつかなかった行動に動揺したそうで、
音を左から右に置くと思ったら、なんと縦に並べてしまった!そうです。
(スライドを撮影してなくて分かりにくいですが^^;ご容赦)
そしてタイトルにあるように、担当の開発者が悲しい顔をしました、と。

理由を考えると、
楽譜を知っているため音符は左から右という思い込みがあったが
小学生は違っていた。というところで時間切れ。

小学生の認知の仕方など、なぜ縦に音を置いたかの分析と、
実際にどう改善したかが聴けるともっとよかったです。
またこの失敗は、パイロットテストで小学生を使っていなかったのかな?
そうすれば事前に防げたかもwと思いましたが、
貴重な体験をされたと思います。

UX MILK編集部さんのブログには
 登壇者の集合写真とLT資料がUPされているのでご参考に!
http://uxmilk.jp/info/ux-jam-4-report

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