ブラック・スワン | 39歳、KLC通ってます→41歳、再開しました→46歳、最後の移植

39歳、KLC通ってます→41歳、再開しました→46歳、最後の移植

2015年第一子を出産、2018年第二子出産。現在凍結胚移植のためklcに通院中です。

ブラックスワンはアカデミーにノミネートされた頃から、観たいと思っていた映画でした。

最良の日を迎えるために☆目指せ大人sweet婚



前半は面白かったです。
ナタリーポートマン演じるニナのちょっと病んだ感じ。
彼女の母親の彼女に対する異様なまでの執着ぶり。
女の世界の嫉妬と競争心。
これらがしょっぱなからこれでもかと突きつけられ、怖くて怖くてビクビクしながら観てました。


清純で優等生タイプのニナが、彼女自身のキャラクターとはおよそ真逆の自由奔放で妖艶な魔性の黒鳥を演じることになり・・ということを中心に、(というかむしろそれしかないと言ってもいい)物語は展開されます。


読ませていただいたレビューの中で、一見彼女のイメージからかけ離れた黒鳥的な要素と言うのはもともと二ナの中にもあった、と言っていた方がいらっしゃったのですが、それにはすごく共感しました。

まるで共依存のような母親のもとで育つ中、母の思い描く通りの「良い子」でありたいがために、そうした要素は抑圧されてしまってたのかもしれません。

その抑圧を解き放ち、いかに黒鳥を演じきるか、というのが本作の骨子であるということははよく分かるんですが・・


どうもその過程における二ナの苦悩だとか葛藤だとかいった心理描写が、段々単調に思えてきてしまって。もう一つ心理的にじわじわ追い詰められるような恐怖感が、伝わってこなかったなあ、わたしには。

特にニナが黒鳥を思うように演じることができず、精神的に追い詰められて狂気がピークに達していく中盤以降は正直ちょっと白けてしまいました。
彼女が錯乱して見る幻想にいたっては、わざとらしくて恐いっていうより、むしろユーモラスに見えてしまい。ちょっと笑ってしまったほど。(意地悪な性格でスミマセン)




そして何より最も大事な見せ場である、黒鳥として踊るシーン。


最良の日を迎えるために☆目指せ大人sweet婚


・・正直、白鳥が抜け切れてなくない??

黒鳥になくてはならぬ妖艶さというものが、もう一つ感じられないな・・と言うのが率直な感想でした。

このシーンが納得いってれば、それだけで全然見た後の満足感も違ったことでしょう。



先日感想を書いた八日目の蝉 も、色々突っ込みどころ(長くなりすぎるので感想には書かなかったです)はあったものの、それを上回る良さは感じられたんだけど・・

ナタリーポートマンは好きだし、作風的にも好みのタイプなはず。

それだけに期待を持ちすぎたためでしょうか。(なにせ見たいと思ってはや3か月くらいだからな~・・)

評価がすごく高い本作ですが、なぜここまで絶賛されのか残念ながらわたしには分かりませんでした。

観たかった時間帯がすでに満席で観られず、深夜に観たのも良くなかったのかしら~?

                                                    

                            

ただ、本作で多々出てくる虚構なのか現実なのかあいまいな感じ、そこがよく分からない!という否定的な意見も聞きますが、そういう演出は好きですけどね。

なんでもかんでも映画の中で答えがクリアーになっていなければいけない、とは思わないので。

先日観た白いリボン なんてまさにあいまいそのもの。?マークいっぱい。

でも監督は映画をちゃんと観ていれば、分かると言っています。

そういう観客に頭使うことを要求する映画は好きなんだけどな~。

                                

あとエンディングもよかったです。
冒頭が黒画面で始まるのに対し、真っ白でフェードアウト。ストーリーにもリンクしたこのコントラスト(実は白→黒に見えて、実は黒→白なのではないかと観終わった後思った)はセンスのいい演出だな、と思いました。

壮大にかかる白鳥の湖もよかった。


                                                    
そしてこの作品、何人かの方も言われてますが、ナタリーポートマンの女優人生を投影してるかのようですよね。
レオンで演じたマチルダのインパクトが強すぎ、その後なかなか存在感を出せずににいた彼女。
自身もまたマチルダからのイメージの脱却に苦悩したのではないでしょうか。
だからなのかはわかりませんが、本作品への気合いは伝わってきました。
バレエのシーンとか相当練習されたんだろうなあ。
それになんといってもナタリーポートマン、やっぱりキレイだわ!

それだけになんか惜しい(しつこい)



そしてびっくりしたのがバレエ団の大御所で引退を余儀なくされたベス役を演じていたのが、ウィノナライダーだったこと。
エンドロールで観るまで彼女だと、全く気づかなかったです。昔はあんなに可愛かったのに…

これがこの作品一番の衝撃だったかも。






最良の日を迎えるために☆目指せ大人sweet婚

ブラック・スワン

原題 BLACK SWAN (アメリカ)

監督 ダーレン・アロノフスキー

出演 ナタリー・ポートマン、ヴァンサン・カッセル、ミラ・クニス、バーバラ・ハーシー、ウィノナ・ライダー他

字幕 松浦美奈


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