白いリボン | 39歳、KLC通ってます→41歳、再開しました→46歳、最後の移植

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2015年第一子を出産、2018年第二子出産。現在凍結胚移植のためklcに通院中です。

週末英国王のスピーチは、タイミングが合わず観られず。

もう一本ぜひとも観たかったこちらは観賞してきました。

2009年カンヌ映画祭においてパルム・ドール受賞作です。



舞台は第一次世界大戦直前、ドイツの小さな農村。

そこで起きる事件の数々。

それらがセンセーショナルに騒ぎ立てることなく、淡々と語られることで、かえって不気味な雰囲気を醸し出しています。

また、モノクロームで無音の画面が、一見平和で静かな村に潜む負の部分を、より一層えげつなく際立たせています。


本作で鍵を握るのは、子供たち。

でも、全然子供らしくないんです。

笑顔が少なく、総じて表情が暗い。

この子供たちの表情こそが、jこの作品の根幹部分と深く関わってるんだけど、見事だなーと思いました。

子供は大人が思うほど、子供ではないんだよね。



事件の真相は、作品の中では明示されません。

そこにえ!?となる人も多いようですが、映画をよく観ていれば、おおよその察しはつくし、そもそも重要なのは真犯人捜しでも、各事件の顛末でもない訳で・・・



ただ、映画でカタルシスを得る、というのとは対極にある映画ですので、好みは分かれるでしょうな~。



ナチスの国粋主義を暗示してるのでは、とハチサンは言ってて、特にラストシーンなどを観るとそうなのかもしれませんが、ただ、こういった閉鎖的で個々を主張することを許されず、抑圧された環境下においてこうした悪意が生み出されるのは、時代とか場所とか無関係に普遍的なもだろうし、そういう意味で、観ていて違和感感じないんです。



一回観ただけで完ぺきに理解するのはなかなか難しい映画です。

一方翌日まで尾を引くような後味の悪さがあり、いろんなシーンがよみがえってきて、なるほどそういうことか!と思い当たったり。たぶん、まだまだ見落としている伏線、エピソードなどがあるんだろうなあ。

カンヌのパルムドールに値する一本だなーと、個人的には思いました。



やっぱりわたしは単純明快、勧善懲悪的な作品よりも、こういう悶々とする作品の方が好きだな。

きっと根が暗いからだと思います笑


都内では今週中であれば、渋谷、下高井戸にて観賞可能です。







最良の日を迎えるために☆目指せ大人sweet婚

白いリボン

原題 (英)THE WHITE RIBBON (独)DAS WEISSE BAND (ドイツ/オーストリア/フランス/イタリア)

監督 ミヒャエル・ハネケ

出演 クリスティアン・フリーデル、レオニー・ベネシュ、ウルリッヒ・トゥクール

字幕 齋藤 敦子


※画像はお借りしました。   


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