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先日、私の大好きなバンドのギタリストが鬼籍に入られてしまいました。
それも異国の地…インドで…。
インドにおられるのは知ってましたが、まさかこんなに早く…。
愕きましたし、未だに心にぽっかり穴が…という感じでしょうか…。
未だに若い頃にライブで感動を頂いたのを思い出します。
心よりご冥福をお祈り致します。
ギタリストの話題を出したので、今日はプロとアマの違いについて…エラソーに少し…。
商売なら料金を頂く。
当たり前です。当然料金を頂く以上プロです。
しかし、そのプロでありながら、いつまでもアマチュア気分の抜けきれん経営者もおります。
私も未だに浮ついた気持ちがあるのは事実なので、反省しながら書いています。
音楽の好きな人ならわかるかと思いますが、アマとプロの音の差の違いというのがあるらしいですな。
非常に上手いアマの人が弾くギターの音色とプロとでは、機械で波形を見るとほぼそんなに変わらん。
しかし、何故か違って聞こえる。
プロの方が、語りかけてくる説得力というか…何かが違う。さらに云えば、感動がある。
カラオケの採点機にしてもそう…。人を感動させるほどの歌唱力を持っておる人は採点機の点数が低いらしいですな。
要は、譜面に忠実に唄うならば高得点…自分の世界で、なおかつ人を感動させるような歌唱力の人は点数が低くなってしまうという…矛盾する事実があるわけです。
技術というのは、ある程度練習すれば、そこそこ上達するものかと思います。
一定のレベルをこなせば、他人が上手やと褒めてくれる。アマの演奏家は恐らくそこでストップしてしまうのと違いますか。
しかし、人から金の取れるプロのミュージシャンというのは、そこからが苦労のスタートらしいんですね。
極限まで自分を追い込みながら腕も磨く…そんな極限状態の中から生まれる何かが人の心を動かす…こんな事なのかも知れません。
一流を目指せば、それに見合った苦しみも味わわなければならん。
それが、一流と呼ばれる人たちが、これまで払ってきた代償なのではないでしょうか。
確かに、一流と呼ばれる人たちはカッコイイ。
しかし、私らが考えねばならんのは、その一流と呼ばれる人たちの陰の部分…要はカッコ悪い部分…さらに云えば、並外れた努力があって、泥もかぶってきたであろう姿ではないかと思うんです。
人生に苦労はつきもの…まさか…という坂が存在します。
人生はどっか登山に似たところがあるように思うんです。
例えば、困難な山に登ろうとしてみんなで行きよる。
けど、つらい事があって戻ったとしたら苦労の味しか残らん。
しかし、右往左往しながらも頂上を極めた人にとっては苦痛もない。
それどころか、山頂から見渡せる絶景に感動出来る心の余裕さえある。
人生も同じで、頂上というのは誰にも見えんしわからん。
だからこそ不安にもなるでしょう。
そんな時に人生という山に登り切れる人というのは、周りの声に影響されず、自分の生き方の出来る人ではないでしょうか。
ひとつの事を決断したら、それにぶつかっていける人…。
当然、壁にぶつかって痛い思いもしますわ。
けど、その痛みこそかけがえのないモノやとわかっておる人。
そんな人こそ人の心を打つのかもわかりません。
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