「身体が短小で胃腸も小さい人や虚弱な人は、薬を服用するときは、小服がよい。そうはいっても、一匁より少なくしてはいけない。身体が長大で胃腸も大きい人や強健な人は、薬は大服がよい。」
薬の量に関しては、「利薬の分量」 、「補薬の分量」 、「婦人の薬量」 、「小児の薬量」 とありました。今回は大人で、からだの大きさや丈夫さに合わせて薬量を決めるということですね。当たり前と言えば、当たり前の話。西洋医学でも、年齢や体重によって服薬量が決められますもの。
一匁は約3.75gです。これは大人の補薬の量の下限、子どもの薬量の上限になっていましたので、それがひとつの目安になるということでしょう。
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