腰やくびのこりにも爪もみ・指もみ | 春月の『ちょこっと健康術』

春月の『ちょこっと健康術』

おてがるに、かんたんに、てまひまかけずにできる。そんな春月流の「ちょこっと健康術」。
体験して「いい!」というものを中心にご紹介します。
「いいかも?」というものをお持ち帰りくださいませ。

おはようございます ニコニコ


「肩こりに爪もみ」「肩こりに爪もみ・指もみ・指回し」 で、指への刺激が肩こりにいいとお伝えしてきましたが、「元祖「爪もみ療法」とは?」 からもわかるように、実は全身に伝わるので、当然のことながら、筋肉や関節のコリや痛みは、肩に限らず、ひじ、くび、背中、腰、ひざなどにも使えるのです。


なぜ指先への刺激が全身に届くか?というと、それは「東洋エステに使われた経絡って何?」 に書いたように、経絡という連絡網が身体にあるからなんですね。「気のめぐりをよくする指もみ」 では臓腑との関連を見ましたが、今回はくびや肩、腰などとの関連を見てみましょう。


春月の『ちょこっと健康術』-経絡図前  春月の『ちょこっと健康術』-経絡図後


実は、↑これは経絡の中でも、経脈の流れを示すもの。これとは別に、経筋といって、筋肉のつながりもあるのです。とはいっても、経脈と経筋、流れるラインとしてはさほど大きくは違わないんですけどね。その経筋の流れを使って筋肉や関節の症状を緩和するには、↓のようになります。


春月の『ちょこっと健康術』-経筋(手)

春月の『ちょこっと健康術』-経筋(足)


まとめると、くびの前なら足の第2指、くびの横(外側)なら手の人差し指と足の第4指、くびの後ろなら手の薬指・小指と足の小指となります。ひじは手指、ひざは足指で、それぞれ前が痛いか、後ろが痛いかによって指を選んでいただければいいですね。腰の場合は、前屈がつらいときは足の小指、後屈がつらいときは足の小指+第2指がおすすめです。


経筋から見るとこのようになるのですが、先週、せんらくやさん からいただいたご質問、「高麗手指鍼の考えでいくと中指は頭、首。示指、環指は手、腕。小指、拇指は脚なんですが爪もみも同じですか?首が凝れば中指ですか?」にある高麗手指鍼と比較すると、少々異なりますね。ん~~、高麗手指鍼の原典はどこにあるのでしょう。


実は私、韓流ドラマの『チャングム』をTVで観たのをきっかけに、『ホ・ジュン』と『イ・ジェマ』をDVDで観たんです。いずれも韓医学で医聖とされるような人たちが主人公で、その名前がドラマタイトルになっていて、とってもおもしろかった。そんなこともあり、『高麗手指鍼』にも興味津々です。せんらくやさん 、おすすめの参考書があれば教えてくださいね。ご質問ありがとうございました。また別の面からも考察してみますね。


今日もいい1日にしましょう。


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