東洋エステに使われた経絡って何? | 春月の『ちょこっと健康術』

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昨日の「東洋エステでからだの中からきれいに」 は反響が大きかったようで、半分だけど顔を出した甲斐がありました。「百聞は一見にしかず」ということを実感しました。


美容鍼灸は、カナダやアメリカで「手術の要らない美容整形」などと、けっこう評判になってきているようです。私の場合、橋本病の影響もあってむくみやすいこともあり、また年齢的にも効果が顕著にでやすかったとも言えますが、そのへんを割り引いても、かなりな効果はあったかなと思います。次回受けるときは、ヒップとふともものサイズをはかってみますね。


さて、東洋エステに使われた全身経絡オイルトリートメント。その経絡とはそもそも何か?


経絡は、経脈と絡脈の総称で、臓腑と体表を結ぶルートです。経脈は、身体を上下に流れる縦の幹線。絡脈は、経脈の分枝で、全身に網の目のように縦横に分布します。


経絡には、体内のすべての機能調節に働く気血が流れます。解剖学的にピタリとはまるものはありませんが、血管やリンパ管、神経、皮膚のような働きを示します。


経絡の作用は、次の3つ。

①生理面では、気血を運行し、陰陽を調和させ、外邪から身を守る。

②病理面では、病邪を伝送し、また病状を反映する通路となる。

③治療面では、鍼灸の刺激を伝導して、臓腑の状態をととのえる。


つまり、健康であれば経絡も正常であり、病気などの異常があれば経絡に変化があらわれ、異常を治すために経絡上のツボを刺激するというワケです。


経絡のうち、もっとも重要なのは、十二正経で、肝・心・脾・肺・腎の五臓に、心の外側を守る心包絡、胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦の六腑が配当されます。


東洋エステにおける経絡トリートメントの刺激は、十二正経に沿った形でほどこされ、西洋医学的にいえば、血液とリンパの流れを改善して、かつ自律神経や皮膚にも働きかけるということになります。