気のめぐりをよくする指もみ | 春月の『ちょこっと健康術』

春月の『ちょこっと健康術』

おてがるに、かんたんに、てまひまかけずにできる。そんな春月流の「ちょこっと健康術」。
体験して「いい!」というものを中心にご紹介します。
「いいかも?」というものをお持ち帰りくださいませ。

おはようございます ニコニコ


このブログを始めて間もなくの頃、「肩こりに爪もみ」 、そして「肩こりに指のつけ根もみ」 をご紹介しました。このときは、「気」の通り道となる経絡を使って、くびと肩のこりを解消しようというものでした。この経絡、全身をめぐっていて、五臓六腑にもつながっています。ですから、内臓の働きをととのえるのにも、もちろん使えるのですよ。


爪もみ


この写真は、爪もみのときのものですが、これと同じようにして、指全体をモミモミします。また、今回は、手だけでなく、足の指もモミモミします。朝のうちにやっておくと、内臓の働きもよくなって、体調がととのい、1日を元気に過ごせますよ。


経絡は、つながっている臓腑の名前を持っています。特に気になるところがある方は、その指を重点的にモミモミするといいですね。ごく一部ですが、例をあげておきましょう。


☆ 手の母指(肺経)      … 呼吸器系、免疫系、皮膚、むくみ

☆ 手の示指(大腸経)    … 便秘、下痢、[下まぶた]

☆ 手の中指(心包経)    … 心膜系

☆ 手の薬指(三焦経)    … リンパ系、むくみ、[口角]

☆ 手の小指(小腸経・心経) … 消化不良、便秘、下痢、心血管系

☆ 足の母指(脾経・肝経)  … 消化器系全般、肝機能、むくみ、筋肉、目

☆ 足の第2指(胃経)     … 消化器系全般、[顔の輪郭]

☆ 足の第4指(胆経)     … 消化不良、[上まぶた]

☆ 足の第5指(膀胱経)    … 排尿障害、膀胱炎


この記事の準備をしていたら、日経ヘルス7月号に同じような内容の記事を発見![  ]で囲った部分は、その日経ヘルスに書かれていた美容に関わるポイント。しかも、その記事の監修が、尊敬する形井秀一先生だったので、ちょっと感動しています。


さて、ここで、東洋医学講座を読んでくださってる方は、気づかれたかもしれません。腎経はどこ?って。


そうなんです。腎経は指には来ていないんです。残念。泌尿器系と生殖器系をとととのえるには、腎経が必要なのに。実は、腎経は足の裏、リフレクソロジーの太陽神経叢に相当するツボ、湧泉になります。なので、青竹踏みがおすすめです。


手足の指もみで内臓をととのえて、代謝アップして、元気に過ごしましょう。内臓の調子がよくなれば、自律神経もととのってきますよ。


今日もいい1日になりますように。


春月の『ちょこっと健康術』-あじさい


拡大接写です。これも紫陽花。ほら↓


春月の『ちょこっと健康術』-あじさい