『養生訓』 心を平らかに気は和やかに(巻二19) | 春月の『ちょこっと健康術』

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体験して「いい!」というものを中心にご紹介します。
「いいかも?」というものをお持ち帰りくださいませ。

「心を平静にして、気を和やかにし、言葉を少なくして、静穏をたもつことは、徳を養うことになり、身体を養うことにもなる。その方法は同じである。口数が多いこと、心が騒がしくて、気が荒くなることは、徳を損ない、身体を損なう。その害をなす点では同様なのである。」


徳を養う方法と、身体の養生法とは、同じものである…ということですね。「養生術の第一は心気を養うこと」 だから、益軒先生は、こころのあり方についても言及されています。ふつう養生法というと、身体のことばかりになりがち。でも、益軒先生は、「心の楽しみを知る」 「完全無欠を求めない」 「心の養生と身体の養生」 などで、こころの問題についても述べられています。ココロとカラダはつながっていることをご存知だったからですね。


『養生訓』の原文はこちらでどうぞ→学校法人中村学園 『貝原益軒:養生訓ディジタル版』


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