『養生訓』 聖人の飲食法(巻三3) | 春月の『ちょこっと健康術』

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「『論語』の『郷党篇』に述べられた聖人の飲食の法は、養生の要点である。聖人が病気にならないように気をつけておられたことについて、ここに詳しく記載されている。養生法として守るべきであろう。」


『論語』は言わずと知れた孔子の教えですね『郷党篇』には、聖人がいかに飲食に慎みをもって臨んでいたかが述べられていて、それを養生法として守るべきであると、益軒先生はおっしゃっているのですね。『郷党篇』はこちらのページで読めますよ→『論語 郷党篇』の書き下ろしと解説


この一文は、タイトルにあるように、『養生訓』の巻三の3番目に出てきます。1番目は「元気は生命のもと、飲食はその養い」「元気は生命のもと、飲食はその養い その2」 、2番目は「病いは口から」 でした。


巻三と巻四の2巻が食養生について書かれたもので、いずれも70以上の項目が掲載されています。人の身体は食べたものでできてますものね。食養生は大事、養生法の基本です。


『養生訓』の原文はこちらでどうぞ→学校法人中村学園 『貝原益軒:養生訓ディジタル版』


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