『養生訓』 元気は生命のもと、飲食はその養い(巻三1) その1 | 春月の『ちょこっと健康術』

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「いいかも?」というものをお持ち帰りくださいませ。

「人の身体は、元気を天地から受けて生じたものであるが、飲食という養分がなければ、元気が飢えて、生命を保っていくことができない。元気は生命の根本である。飲食は生命の養分である。

 だからこそ、飲食の養分は、人生で毎日欠くことのできない大事なものであって、半日でも欠いてはならない。とはいうものの、飲食は人の大欲であって、口や腹が好むところである。その好みに任せて、欲しいままに、節度を超えて食べ過ぎると、脾胃を傷つけて、諸病をひき起こし、命を失ってしまう。」


食べ過ぎはもちろんですが、食べなさ過ぎも、養生の道には反しますね。とはいえ、とかく人はつい食べ過ぎてしまいがち。気をつけましょう。


『養生訓』の原文はこちらでどうぞ→学校法人中村学園 『貝原益軒:養生訓ディジタル版』


次 → 元気は生命のもと、飲食はその養い その2(巻三1)


今朝アップした「食べ過ぎを抑える耳ツボ」 に関して、貴重な情報をいただきました。アイ・クリア先生 、ありがとうございます。


そういえば以前、友人のひとりも同じことを言ってた…ということを思い出しました。それは、場合によっては、気持ち悪くなること。刺激がちょうどよければ、適度に食欲が抑えられ、食べ過ぎるのを防ぐことができますが、その人にとって刺激が強すぎれば、吐き気を催してしまう可能性があるということ。


胃の気が強くない方には向かないようです。すでに試された方は大丈夫ですか?すみません、いまごろになって。


東洋医学の胃は、脾とともに消化吸収に働きます。胃の気には和降といって、食べたものを下ろす作用があります。これが阻害されると、吐き気を生じます。


過ぎたるは及ばざるがごとし。様子を見ながらご利用くださいね。