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●<隅田川花火訴訟>観賞妨げた分譲会社に賠償命令 東京地裁

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<隅田川花火訴訟>観賞妨げた分譲会社に賠償命令 東京地裁

 東京・浅草のマンションを購入した夫妻が「隣にマンションを建てられ隅田川花火大会が見られなくなった」として、両マンションを分譲した千代田区の会社に約350万円の賠償を求めた訴訟で、東京地裁は8日、66万円の支払いを命じた。水野邦夫裁判官は判決で「夫妻は取引先の接待用に改造工事までしたのに、1年もたたずに眺望を妨げられ精神的苦痛を受けた」と述べた。
 判決によると、夫妻は03年10月、台東区内のマンション1室を同社から購入。同社は隅田川花火大会の写真をパンフレットに載せて宣伝し、夫妻の1室も花火観賞ができる位置だった。だが同社は04年5月、マンションの隣に別のマンションを着工、05年2月には隅田川が見えなくなった。
 水野裁判官は「室内で人気の花火大会を観賞できるのは接待として少なからぬ価値がある」と指摘。「花火大会を室内から観賞できる利益は、常に法的に保護すべきだとは言えないが、信義則上の配慮義務がある売り主の会社自身が眺望を妨げた特殊な事案」として慰謝料を認めた。【高倉友彰】

(毎日新聞) - 12月8日23時9分更新

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061208-00000145-mai-soci より

●<交通事故>自転車が突然右折 バイクに逆転無罪 大阪高裁

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<交通事故>自転車が突然右折 バイクに逆転無罪 大阪高裁

 大阪府大東市で03年12月、バイク運転中に自転車と衝突し大けがをさせたとして業務上過失傷害罪に問われた滋賀県甲良町の整備工の男性(23)に対し、大阪高裁は8日、罰金8万円とした1審・枚方簡裁判決を破棄して無罪を言い渡した。追い抜こうとした自転車の突然の右折が“想定外”だったかが争点。仲宗根一郎裁判長は「自転車の男性(当時57歳)は予測できない行動をとるような年齢ではないのに右折した」と述べ、整備工の男性に注意義務はなかったとした。
 判決によると、整備工の男性は03年12月8日午前10時25分ごろ、中型バイクを運転して同市南新田の交差点を青信号で進行。やや左前方を走っていた自転車が、突然信号を無視して右折してきたため避けきれずに衝突した。自転車の男性は転倒し、左手首を骨折する全治半年のけがをした。
 過失犯の予見可能性の判断では、対象者の年齢が考慮される場合があり、今年7月の1審判決は、自転車の男性が「高齢」だったことを理由に「整備工が自転車の進路変更を予測する義務を怠った」と判断。弁護側は控訴審で「57歳は高齢というにはまだ若い」などと反論していた。【山本直】

(毎日新聞) - 12月9日3時7分更新

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061209-00000023-mai-soci より

●在留特別許可 イラン人一家の要請認めず 東京入国管理局

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在留特別許可 イラン人一家の要請認めず 東京入国管理局


最高裁で国外退去処分が確定した群馬県高崎市在住のイラン人、アミネ・カリルさん(43)一家が、強制退去を猶予される仮放免期限の8日、東京入国管理局に出頭した。入管側は、一家4人が求めていた在留特別許可(在特)を認めないと通告。仮放免期間を来年1月12日まで延長し、パスポートやイランへの航空券を用意したうえで同日に出頭するよう指示した。
 アミネさん一家は妻アクラムさん(39)▽高校3年の長女マリアムさん(18)▽小学4年の二女シャザデさん(10)の4人。この日は、シャザデさんを除く3人が出頭した。一家は00年6月に国外退去処分を受け、同年8月に取り消しを求めて東京地裁に提訴。1審は勝訴したが、2審で敗訴。今年10月10日に最高裁が上告を棄却した。国外退去処分決定後の同19日に在特を求め、法務省に再審情願を提出。その後、2度にわたって仮放免となっていた。これに対し、長勢甚遠法相は5日の閣議後会見で「基本的には(イランに)お帰りいただきたい」と述べるなど、在留を認めない考えを示していた。
 通告を受け、アミネさんは東京地裁で記者会見。「(在特が認められるためには)これ以上何をすればよいのか」と疲れた表情で語った。また、弁護団長の村田敏弁護士は「日本で育った子供たちの人権に対する配慮が全くない、理解出来ない判断だ」と批判した。【杉山順平】

(毎日新聞) - 12月9日10時21分更新

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061209-00000005-maip-soci より

●病院名訴訟 「乳腺」は使用不可 最高裁が上告棄却

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病院名訴訟 「乳腺」は使用不可 最高裁が上告棄却

 乳がんの専門医がいるのに医療法の広告規制で病院名に「乳腺」という文字を使うことを認められなかった横浜市の医療法人が、市の不認可処分取り消しを求めた訴訟で、最高裁第1小法廷(横尾和子裁判長)は7日、原告側の上告を棄却した。原告側は「規制は表現の自由や営業の自由を保障した憲法に反する」と主張したが、判決は「誇大広告で国民が適切な医療を受ける機会を失うおそれがある」としてマッサージ師らの広告規制を合憲とした判例(61年)を引用して退けた。
 原告は01年と02年に病院名を「よこはま乳腺と胃腸の病院」に変更する認可を申請。市は体の部位を示す「乳腺」が診療科名に当たると判断し、医療法施行令で広告が認められた27種類の診療科名に該当しないことから不認可としていた。7日の判決で、不認可を適法として請求を棄却した1、2審判決が確定した。
 病院は現在、乳腺の2文字分を空白にした「よこはま  と胃腸の病院」の名前で認可を受け、空白を残したままの看板を掲げている。ただし、厚生労働省は「インターネットは利用者が自分の意思でアクセスするため、不特定多数の人への広告ではない」との見解を示しており、病院はホームページでは病院名に乳腺の文字を入れている。【木戸哲】

(毎日新聞) - 12月7日17時18分更新

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061207-00000016-maip-soci より

●<事故見分調書>巡査部長がねつ造 当事者立ち会わず 埼玉

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<事故見分調書>巡査部長がねつ造 当事者立ち会わず 埼玉

 埼玉県鴻巣市で05年に起きた交通事故で、県警鴻巣署の巡査部長(60)が、事故当事者が立ち会っていないのに立ち会ったとして、うその実況見分調書を作っていたことが、県警監察官室の調べで分かった。
 同室によると事故は同年8月30日、同市内の国道交差点で大型トラックと軽トラックが出合い頭に衝突し、軽トラックの運転手が軽傷を負った。同署は大型トラックが信号を無視したとみていたが、軽トラックが無視したとする新たな目撃証言が寄せられた。巡査部長はこの証言を踏まえた実況見分調書を作成するなど再捜査をして同11月、軽トラックの運転手を道交法違反(信号無視)容疑で書類送検した。
 一方、捜査結果を受けて、大型トラック側は軽トラック側に損害賠償を求める訴訟を伊勢崎簡裁(群馬県伊勢崎市)に提訴。巡査部長がこの裁判で実況見分調書をねつ造したと証言したとの上申書が今年11月、軽トラック側の弁護士から同署に届いた。監察官室の調査に巡査部長は「大型トラックの運転手に忙しいと断られたので実況見分をしなかった」とねつ造を認めた。同室は「事実関係を調査し、厳正に処分する」としている。【村上尊一】

(毎日新聞) - 12月5日12時47分更新

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061205-00000045-mai-soci より

●100人分 うその宴会予約 25歳女を逮捕

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100人分 うその宴会予約 25歳女を逮捕

 福島県警いわき南署は29日、慰安旅行を中止させるため温泉施設に約100人分のうその宴会を予約したとして、偽計業務妨害の疑いで、同県白河市白坂愛宕山、農業団体臨時職員、浅野淳子容疑者(26)を逮捕した。

 同署によると、浅野容疑者は「同僚と入浴するのが嫌だった。同じ日に大量の予約が入れば旅行がなくなると思った」と供述しているという。

 調べでは、浅野容疑者の勤務する団体は7月18日にいわき市の温泉施設で日帰りの慰安旅行を計画。同容疑者は担当者を装い、いったん予約をキャンセルした。その上で同月12日、茨城県の婦人団体の慰安旅行名目で、6000円コースの料理約100人分を予約。約45万円の損害を与えた疑い。

(11/30 04:23)

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http://www.sankei.co.jp/local/tohoku/061130/thk002.htm より

●住基ネット「離脱」一部認める…大阪高裁

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住基ネット「離脱」一部認める…大阪高裁

 住民基本台帳ネットワーク(住基ネット)はプライバシー権を侵害し違法として、大阪府箕面市など府内5市の住民16人が、住基ネットからの離脱や1人5万円の慰謝料などの支払いを求めた訴訟の控訴審判決が30日、大阪高裁であった。

 竹中省吾裁判長は、住民らの請求を棄却した1審・大阪地裁判決を変更し、箕面、吹田、守口の3市長に対し、住民4人の離脱を命じる判決を言い渡した。

 住基ネットからの「個人離脱」は昨年5月に金沢地裁で初めて認められたが、その後は原告敗訴が続いていた。高裁レベルで離脱を認めたのは初めて。

 判決は、慰謝料請求については退けたが、敗訴した豊中、八尾両市の住民12人は慰謝料だけを請求しており、住基ネットの離脱を主に主張していた住民側の実質的な全面勝訴で、各地の訴訟に影響を与えそうだ。

(読売新聞) - 11月30日17時53分更新

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061130-00000411-yom-soci より

●<支援費判決>「激減」は違法 条文廃止での訴え却下

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<支援費判決>「激減」は違法 条文廃止での訴え却下 

 障害者の外出を手助けする「支援費」に東京都大田区が一律の上限を設け、従来の4分の1に支給を減らしたのは違法として、同区の鈴木敬治さん(54)が支給水準を元に戻すよう区に求めた訴訟で、東京地裁(杉原則彦裁判長)は29日、区の処分を違法と認定した。しかし、今年4月の障害者自立支援法の施行で、処分の根拠となった身体障害者福祉法の条文が廃止されたことを理由に、鈴木さんの訴えを却下した。
 鈴木さんの弁護団は「内容的には勝訴。障害者一人一人の事情を考慮すべきというのが判決の考え。一律の上限を設ける傾向に一定の歯止めになるだろう」と話した。
 判決によると、全身性身体障害者の鈴木さんは支援費制度が始まった03年4月、月124時間分の居宅介護支援費を認められた。3カ月後、区は原則月32時間以内とする一律の上限を設けた要綱を施行。鈴木さんは「市民団体活動などで必要」と従来通り月124時間分を申請したが、区は要綱を基に32時間分(後に42時間分)しか認めない支給決定をした。
 判決は「従来124時間分を認め、同程度が必要だったはずなのに個別事情を十分考慮せず、要綱に従って支給を激減させた処分は裁量権の範囲を逸脱し違法」と結論付けた。鈴木さんは、要綱そのものの無効確認や賠償も求めたが、判決は「賠償を認めるほどの違法性はない」として退けた。【高倉友彰】
 大田区の話 判決の詳細を見ていないので現時点ではコメントできない。

(毎日新聞) - 11月29日21時27分更新

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061129-00000136-mai-soci より

●<拘置所自殺>過失相殺認めず 賠償増額 東京高裁

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<拘置所自殺>過失相殺認めず 賠償増額 東京高裁

 東京拘置所(東京都葛飾区)で拘置中に自殺した水野憲一元被告(当時45歳)の母親が、精神疾患の投薬中止が原因だとして約1億円の賠償を国に求めた訴訟の控訴審で、東京高裁は29日、約3000万円の支払いを命じた1審・東京地裁判決(05年1月)を変更し、賠償額を約3800万円に増やす判決を言い渡した。1審は水野元被告の性格も自殺の一因だとして損害額から減額したが、八木一洋裁判長は減額(過失相殺)を認めなかった。
 原告弁護団によると、自殺を巡る賠償訴訟で過失相殺を否定する判決は珍しく「拘置所内の精神医療の改善を求める判決」と評価している。
 判決によると、水野元被告は傷害致死罪に問われて東京地裁八王子支部で実刑判決を受け、無罪を主張して控訴中の02年6月、八王子拘置支所から東京拘置所に移され、長年服用していた向精神薬の投与を中止された。その4日後、独居房内でぞうきんをのどに押し込み自殺した。【高倉友彰】
 ▽法務省矯正局成人矯正課の話 判決の詳細を把握していないが、内容を検討した上で適切に対処してまいりたい。

(毎日新聞) - 11月29日21時27分更新

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061129-00000137-mai-soci より

●<宮崎談合>県出納長を逮捕 競売入札妨害容疑で

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<宮崎談合>県出納長を逮捕 競売入札妨害容疑で

 宮崎県発注の設計業務を巡る官製談合事件で、県警は29日、県出納長、江藤隆容疑者(63)を競売入札妨害容疑で逮捕した。同容疑で逮捕された県土木部長の藤本坦(ひろし)容疑者(59)の供述などから江藤容疑者の談合への関与の疑いが浮上し、福島、和歌山両県に続く大型談合事件に発展した。県警は江藤容疑者が建設情報コンサルタント「ヤマト設計」(東京都)に受注させるための「天の声」の伝達役だったとみており、安藤忠恕(ただひろ)知事の関与についても捜査を進める。
 調べでは、江藤容疑者は藤本容疑者らと共謀し、05年11月16日に指名競争方式で実施された鰐塚(わにつか)山(宮崎市)災害復旧関連の橋りょう設計業務入札に際し、ヤマト設計が有利な価格で落札できるように談合した疑い。ヤマト設計と県内4社が指名され、同社が予定価格の94・2%に当たる724万5000円で落札した。江藤容疑者は「おおむね間違いありません」と話しているという。
 入札2日前にヤマト設計側が他の指名業者に「天の声が出た。うちが取る」と通告し、これに反発した業者らが宮崎土木事務所長だった柴岡博明容疑者(58)=現・土木部次長=に確認したところ、「今回はヤマトに取らせるように」と返答していたことが分かっている。
 一方、県警の調べで、、江藤容疑者は05年5、6月ごろ、出納長室で藤本容疑者に対し「05年度中に出来るだけ多くヤマトに仕事を取らせろ」とヤマト設計のための受注調整を指示していたことが分かった。
 藤本容疑者がヤマト設計に受注させる業務を選定し、部下の柴岡容疑者にヤマト設計が落札できるように工作を指示していたとされる。
 また、ヤマト設計を巡っては、社長の二本木由文容疑者(56)が、安藤知事に知事公舎で面会し、業績不振を訴え、受注依頼をしていた。一方、江藤容疑者の出納長就任(03年11月)から間もないころ、二本木容疑者が出納長室に営業に訪れ、知り合ったという。
 江藤容疑者は毎日新聞の取材に「設計業務の入札については一切知らない。指示もしていない」と関与を否定していた。江藤容疑者は67年に県庁入り。県東京事務所長や企画調整部長を経て03年11月に出納長に就任した。

(毎日新聞) - 11月29日20時49分更新

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061129-00000105-mai-soci より

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