●<事故見分調書>巡査部長がねつ造 当事者立ち会わず 埼玉 | ニュースで法学

●<事故見分調書>巡査部長がねつ造 当事者立ち会わず 埼玉

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<事故見分調書>巡査部長がねつ造 当事者立ち会わず 埼玉

 埼玉県鴻巣市で05年に起きた交通事故で、県警鴻巣署の巡査部長(60)が、事故当事者が立ち会っていないのに立ち会ったとして、うその実況見分調書を作っていたことが、県警監察官室の調べで分かった。
 同室によると事故は同年8月30日、同市内の国道交差点で大型トラックと軽トラックが出合い頭に衝突し、軽トラックの運転手が軽傷を負った。同署は大型トラックが信号を無視したとみていたが、軽トラックが無視したとする新たな目撃証言が寄せられた。巡査部長はこの証言を踏まえた実況見分調書を作成するなど再捜査をして同11月、軽トラックの運転手を道交法違反(信号無視)容疑で書類送検した。
 一方、捜査結果を受けて、大型トラック側は軽トラック側に損害賠償を求める訴訟を伊勢崎簡裁(群馬県伊勢崎市)に提訴。巡査部長がこの裁判で実況見分調書をねつ造したと証言したとの上申書が今年11月、軽トラック側の弁護士から同署に届いた。監察官室の調査に巡査部長は「大型トラックの運転手に忙しいと断られたので実況見分をしなかった」とねつ造を認めた。同室は「事実関係を調査し、厳正に処分する」としている。【村上尊一】

(毎日新聞) - 12月5日12時47分更新

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