3月に石原新党を起ち上げるのはいいが、石原、亀井、平沼では余りにも走る力が弱い | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

いつものメンバーで一緒に遊びましょう、などということになって欲しくない。

石原氏が新党を作るのであれば、2年前の参議院選挙の直前であった。
あの時に都知事を辞めて参議院選挙に自ら新党の党首となって立候補すれば、相当の力を発揮できたはずである。

亀井氏が画策しての石原新党では、若い人がついていかない。
亀井氏が騒ぐと平沼氏の影が薄くなり、平沼氏を核として結集しようという中堅の人たちが引いてしまう。
と言って、平沼氏が石原東京都知事や国民新党の代表である亀井氏よりも政治的なメッセージ性が大きいかというとそんなことはない。
力のあった人だが、既に戦いの時を逃してしまった。

亀井氏と関わりなく、石原東京都知事が、自ら髪を振り乱して新党の結成に奔走するほどの情熱の持ち主であれば多少イメージは変わるが、奈何せん石原氏も国政に再転進する機会を逃した人だ。
口先だけ、筆先だけの、新党応援団の一人になるのが精々だろう。

いくら人材が払底しているからと言って、これはない。
さすがにこんなにもオールドーパワーばかり集めたのでは、新党に明日はない。

多分この話は、潰れてしまう。

唯一将来への可能性があるのは、石原、亀井、平沼氏の3氏と小沢、鈴木宗男の各氏が手を組む時であるが、そんなことをすればそれこそ国民から総スカンを喰らってしまい、皆、あっという間に政治生命を失ってしまうことが必至だ。

石原新党には風が吹かない。
そのことを予め申し上げておく。

チャンスは前髪で掴むものだ。
一度時を失った人は、次も時を失うものだ。
どうも、・・・・の冷や水、みたいなことになりそうだ。

これで石原氏が私財を100億円提供してでも必ず次の衆議院選挙に400人擁立する、などと大風呂敷を拡げれば大分違うだろうが、石原氏にそれだけの情熱、侠気があるようには私には思えない。