日本の「ほんだし」は鰹節からできているのに、
中国の「ほんだし(干貝素)」はホタテからできているのが気になっていました。
「ほんだし(干貝素)」は、どこのスーパーでも手に入るので便利ですが、
果たして和食を作るのに代用できるのでしょうか?
そこで簡単な実験をしてみました。(with 創さん)
家にある「日本のほんだし」と「中国のほんだし」です。
小皿に少しずつ出してみました。
<左>中国のほんだし(ホタテエキス)
<右>日本のほんだし(鰹エキス)
顆粒を拡大して見てみます。
日本のほんだしは、粒が細かく、色は茶色です。
中国のほんだしは、粒が粗く、色は白っぽい黄色です。
はじめにそのまま舐めてみて、次にお湯に溶かして飲んでみました。
<左>中国のほんだし(ホタテエキス)
<右>日本のほんだし(鰹エキス)
~結果まとめ~
(ご覧になっている画面の関係で文字がずれてたらすみません)
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中国のほんだし 日本のほんだし
(ホタテエキス) (鰹エキス)
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粒 ・粒が粗い ・粒が細かい
そ ・色は白っぽい黄色 ・色は茶色
の ・ホタテ(貝)の風味は ・鰹の風味が強い
ま ほとんど感じられない
ま ・塩気が強い ・塩気はない
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お ・燻製したホタテの ・鰹そのもののにおい
湯 においがする
に ・お湯に溶かしただけで ・お湯に溶かしただけでは
溶 スープっぽくなる 飲めない(味噌、醤油など
く 足す必要あり)
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使 炒め物、炒飯、 味噌汁、煮物、おでん、
用 スープ、お粥等 うどん、炊き込みご飯等
例 中華料理全般 和食全般
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結論から言うと、日本と中国のほんだしは全く別物です。
和食の代用に中国のほんだしを使うことはできないと思います。
貝からできた「ほんだし(干貝素)」は、
中華系スープを作るのに向いていると思いました。
そのまま舐めても塩辛いだけですが、
お湯を足すとすごく美味しそうないいにおいがします。
やはり日本食には木魚精
かなぁ~。
あともうひとつ、別メーカーの商品で和風だしを見つけたんですが、
どこで見つけたか忘れてしまいました。
何か知っている方がいらっしゃったら、教えてください。