ガダルカナル戦書籍一覧


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2012年 ガダルカナル島御慰霊行 目次
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見晴台9 より続いております。

現在地はガダルカナル島中部戦跡・見晴台



拡大すると


第38師団歩兵第228連隊第11中隊・深田中隊の最終布陣位置と思われるヒル53


ヒル53を確認したところで今次見晴台の最終目的地ヒル57へと転進を図ったのであります。
正直なところヒル53の台上、麓の密林へも足を延ばしてかったのですが・・・前日丸山道から戻ったばかりの足腰疲労蓄積、加えて本日の見晴台現在地までの疲労によりヒル57へ辿り着く為の体力を温存したというのが現実であります。
深田中隊の御英霊、ご遺族の皆さまには誠に申訳なく深くお詫び申し上げます。

ヒル53を望む台上より今来た路を戻るべく振り返って写した一枚。

編集して初めて気付きましたがルンガ飛行場が望見出来ます。
何とも飛行場まで遠い事がお判りいただけますでしょうか。

写真正面の台上を左折したところでレリック(戦争遺物)を発見

米軍の手榴弾の一部であります。

↓この部分

手榴弾の一部があると言うことは此処に日本兵が居て投擲された事を意味します。

そして釦?

米軍の物の様に見えますが・・・定かではありません。
早速座標測定
現地時間 13:32
標高220米
09 27.697S, 159 56.624'E
此の座標を写真に記録する作業が丸山道で出き得なかった事が悔やまれてなりません。

現在地は

深田中隊がヒル52、エクストンリッジ、シムズリッジと応戦しながら後退して行った事を裏付けるレリック(戦争遺物)であります。

ヒル57へ向かうには密林を避け水場付近を廻りこんでと勝手にルートをイメージしていたのですが案内人ラファエルは民家経由で密林を横断すると言い張ります。

今迄密林を指差しあそこへ行きたいと言っても良い返事をしなかったラファエルが密林横断???と疑問に思いつつ民家へ

密林に入る手前の平地に咲く村人が植えたと思われる花

この花を越えて村人の家へ

丸山道を案内してくれたトンガの親戚との事であるが不在でありました。



軒先には日本軍の飯盒・・・

七十数年を経て状態が良い物だと見入っていたが・・・

砲弾片か手榴弾片か・・・

持ち主は無事ガ島より転進に成功して居れば良いのだが・・・
残念ながらお名前を発見するには至りませんでした。

そして周囲を見渡すと樹の下、無造作に置かれている物が・・・

接近してもう一枚

嗚呼・・・

九二式大隊砲、歩兵砲とも呼ばれた歩兵連隊装備の大砲の車輪であります。

歩兵第228連隊、前田歩兵砲中隊の歩兵砲しか此の地には有り得ません。
よくぞ残っていてくりたと胸熱くなる車輪でありました。

つづく


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石坂准尉の八年戦争さま
と相互リンクさせて戴きました。



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