ガダルカナル戦書籍一覧


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ガ島第一線要図 クリックすると大きくなります。
ガダルカナル Guadalcanal

作文 従軍慰安婦・慶子
同日の 西山日誌
同日の 若林日誌絶筆
同日の 亀岡日誌
五日の アウステン山の記録
三日の 堺台第一拠点の記録
堺台第二拠点 歩228連隊12中隊のガ島戦

当時のギフ高地を写した航空写真
ガダルカナル Guadalcanal
↑写真と米軍資料、歩228連隊史から
この頃の稲垣大隊の予想布陣図(南北逆となっています)
ガダルカナル Guadalcanal
赤字は米軍占拠地帯
稲垣大隊は四個中隊、各六個の掩蓋銃座を構築、計二十四個の掩蓋銃座を馬蹄形に配置し防御隊形を整えていたが、一月三日丸山草原を米軍に占拠され予備隊を充て完全に包囲されている状況です。
川井兵長の現在地は六中隊です。
現在のバラナ村がそのままギフ高地だったことが判ります。
※西畑大隊と丸山草原の位置は今一つ自信が無いのですが・・・
 


第三八師団歩兵第二二八連隊 稲垣大隊 第六中隊
アウステン山ギフ高地 川井惣一兵長の記録から概略引用

昭和十八年一月七日 
この日、早朝より日本語でイヌ高地(ヒル31)よりスピーカーで投降勧告が始まっている。
「稲垣部隊の皆さん、西畑部隊の皆さん毎日ご苦労さん。銃剣を捨て山を降りて来なさい。暖かいコーヒーとミルクとパンを与えます。君たちは十重二十重に包囲され勝目はあうりません。十二分に責任を果たし誰にも遠慮することはありません。神様も許します」
と繰り返した後、
「今朝の砲撃は八時半より開始します、砲撃前に投降しなさい。」
岐阜・愛知・静岡で編成された中部地区健男児、稲垣部隊と九州男児の西畑部隊がこれに応じることは無く、逆に敵愾心を漲られている。

砲撃は予告どおり開始され、艦砲射撃・迫撃砲が山峡に炸裂し雷鳴の如く響きわたった。
硝煙の匂い、屍から発する腐敗臭が鼻腔を突く中、重傷者の呻き声叫び声が耳に入る。
そんな状況でも食べる事が忘れられず、砲火の中這い回り杖にすがり大木が倒れ落ちてくる蟻の巣や木の実を命がけで探し求めた。

砲撃が止むと米豪混成歩兵部隊が掩蓋銃座前方に現れ接近して来る。
砲兵部隊の援護射撃を受けながら五連発小銃、二十五発連射箱弾相、五十発連射円盤弾相等を使用し攻撃して来る。
それらの兵器は銃身が短くジャングルの遭遇戦に適し動きやすく連射できる。
吾々は砲撃中に狙撃兵を掩蓋銃座より前方に潜伏させ、先頭に登って来る米豪兵を三、四人射殺すると悲鳴を上げ退却して行く。

吾々は敵の退却後、死体に駆け寄り兵器は勿論、衣服・雑嚢まで調べ食糧は総て持ち帰った。
指揮班に戻り高桑准尉殿に一日の戦況を報告、分捕り品を差し出した。
五連発小銃一丁、二十五発連射箱弾相一丁、その他煙草、チョコ、ガム、等。
小敏には三十粒の丸塩が入っており、塩分欠乏で苦しむ各小隊に少しづつ配給し、何物にも代えがたい貴重品と喜ばれた。


川井惣一氏の記録には「米豪混成歩兵部隊」が攻撃して来たとあります。
自分の勉強不足かも知れませんが、豪州の陸兵が日本軍と戦ったのはニューギニアだけだと理解していました。
以降、ガ島で豪州兵に触れた資料があるかどうか注意したいと思います。

二十五発連射箱弾相を装備し高地攻略に向う米軍兵士
ガダルカナル Guadalcanal
五十発連射円盤弾相を持つ米軍兵士
ガダルカナル Guadalcanal


二十五発連射箱弾相・五十発連射円盤弾相どちらもトンプソン短機関銃だと思われます。
子供の頃、見ていたコンバットのサンダース軍曹が装備していたことが思い出されます、
ガダルカナル Guadalcanal


つづく
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歩兵第十六連隊 連隊本部 最後の人事係 准尉  長谷川榮作さまのホームページ
ガダルカナル戦関連書籍 Guadalcanal
冥府の戦友(とも)と語る
お立ち寄り戴けましたら幸いです。



新発田歩兵第十六連隊の兄弟部隊である高田歩兵第三十連隊の従軍記録等を公開されているウェブサイト

ガダルカナル戦関連書籍 Guadalcanal
石坂准尉の八年戦争さま
と相互リンクさせて戴きました。



平成24年8月18日(土)より9月1日(土) 日本青年遺骨収集団さま主催による ガダルカナル島「丸山道」自主派遣隊 の皆様がガ島御遺骨収集をされ7柱の御遺骨をお迎えされたそうです。
ガダルカナル戦関連書籍 Guadalcanal





○原発関連情報○

独逸天気予報より →  放射能予報

文科省発表 → 全国放射能濃度一覧

武田邦彦教授の → ブログ





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