『■「キノの旅」完成までの軌跡を追う！：その2【銃の作り方】』

皆様コンニチハ！

「ワンダーフェスティバル2007年夏」まであと１１日！！（営業日で７日）

頭に出来たコブを擦りつつふと横を見ると、３Dデータ担当の「中村さん（ふーみん）」のモニタに見たことのある画像が！！！

こ、これは「キノ」が持っている銃では…！？？

ふーみん！！一体これは何なのー！？(´・ω・｀)

「今PCのデータの整理をしていたところです。

これはキノが持っている銃のイラストを、３Dデータ用にトレースしたものなんですよ。」

す、すげぇ！！Σ(っﾟДﾟ；)っ

２Dから３Dにパソコン上で変換できるとな！？

「イラストの線をトレースをした後、そこから銃を細かくパーツごとに分けて、それぞれ肉付けをしていきます。

例えば…。　銃のグリップ部分は楕円形をしていますよね？
先程トレースした線に沿って円形を這わせていくんです。それを繰り返して、３Dデータにしていくんですよ。」

ｵｫｫｰｰｰ!! w(ﾟﾛﾟ;w(ﾟﾛﾟ)w;ﾟﾛﾟ)w ｵｫｫｰｰｰ!!

言葉の意味は良く分からんが、とにかくすごい自信だ…！！

「キノの持っている銃は『51 Navy　3rd Std.　（Colt M1851 Navy）』という実銃なので、イラストでは見えない部分や、分かりづらい高低差など、実物の写真を見て本物と誤差があまり出ないようにしました。」

キノの銃って実在していたんだ…！！Σ（ﾟ∀ﾟ*)　初めて知った！

「３Dデータが完成したら、シリコンにレジン（※1）を流して原型にする為、シリコン型を作ります。

ややこしいですよね（笑）。　あ、イメージとしては、「たいやき」を焼く鉄板！

「たいやき」がレジン。「たいやき」を焼く鉄板が「シリコン型」。「たいやき」を焼く鉄板を作る為のものが、このデータ。こんな感じになります。」

ふーみんGJ！ d(￣ー￣*)　私にも分かりやすい説明ありがとです！

仕事の邪魔してごめんよう！

ちなみにふーみんのお仕事は、「ワンホビニュースウォッチ#43 」でもご紹介しております！

それにしても、あの小さな銃が、こんなに緻密に造られていたなんて…。

私もアニメ好きだったりしますが、細かいパーツの再現度が高いと、小躍りする位ホント嬉しいですもん。

これは超期待だぁぁぁ！！！ヾ(´▽｀*)ノ

次は原型部屋に乗り込んで、彩色の様子をお伝えする予定ですよっ！！

できるかな…。　お…怒られないかな…。(´-ω-｀;)ゞ

『「キノの旅」完成までの軌跡を追う！』シリーズ、次の更新はワンフェス明けすぐ！まだまだ続けますので、皆様楽しみにしていてくださいね！

それでは皆様また明日！明日もがんばります！(・∀・)ノ゛

（※1）レジン：

主として工業デザイン試作や歯科技工などの分野で用いられる合成樹脂。

カホタンブログ｜フィギュアメーカー・グッドスマイルカンパニー勤務