初日の夕食どころ
実質2日のホーチミン滞在だったが、見ると聞くとは大違い、であった。
もっとも、予備知識は行きの飛行機内での「地球の歩き方」のみである。
まず為替レートだが、最近円安になっていて、現在では大雑把に
1ドル=100円
1ドン=0.005円(1円=200ドン)
くらいである。
実際に関西空港では、1ドン=0.0051円(1円=195ドン)であった。
ベトナムドンは単位がバカでかいので、桁が分からなくなる。
ガイドブックによれば、日本の空港で両替するより現地の方が安い、
となっているので、関空では両替せず、ベトナムに着くまでは日本円しか持っていなかった。
ホーチミン空港に出迎えに来たHISの現地スタッフに、両替したいと伝えたが、
空港は高いから市内で替えた方が良い、と言う。
言われるがままに、ホテルに着いてしまったが、
そこは超1流ホテル「インターコンチネンタル・アシアナ・サイゴン」である。
ホテルでのレートを聞くと
1ドン=0.0053円(1円=190ドン)である。
これでは関空より高い。
しかし、まったく現地通貨を持たず外出もできないので、
仕方なくホテルで2万円を380万ドンに両替して外出した。
これなら関空で替える方がましだった、とぶつぶつ言いながら。
ホーチミンの目抜き通り「ドンコイ通り」にある両替屋では、
1ドン=0.0046円(1円=219ドン)であった。
しまった、2万円も替えるのではなかった、と思ったがあとの祭り。
あとで気がついたのだが、面白いことにベトナムの銀座であるドンコイ通りで買う方が、
雑然とした市場の値段より安い。
日本で言えば、銀座の店より秋葉原のガード下の店の方が、同じものでも値段が高い、
というおかしなことになっている。
ガイドブックで適当に探した、ドンコイ通りのベトナム料理店に飛び込みで入り、
適当に注文して夕食としたが、これが安くて美味かった。
店を出たら夜10時近くになっていたが、相変わらず通りはバイクだらけで、
道ばたには多くの若者がたむろしている。
土曜日だったからかも知れないが、現在の日本では見られない光景であった。