普通のACブルと格の違うACブル・・ペルノとルフレーヴ | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る

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ポール・ペルノ・ドメーヌ・ルフレーヴ ACブルゴーニュ 2010
購入日    2013年2月・2012年9月
開栓日    2013年3月
購入先    ウメムラ
インポーター AMZ・ラック・コーポレーション
購入価格   2300円・4320円

今週ベトナムから帰ったばかりだが、週末はまた東京の勉強会への出席であった。
来月はまた学会があるからバタバタするが、またも東京はトンボ帰りである。


3月に続けて開けてみたACブルゴーニュ2本であるが、記事にせずにほっておいたので、
ちょっと書いておく。

ウメムラさんがいつも押している造り手、ポール・ペルノの裾ものワインだが、
こちらはちょっと若開けで力不足であった。

しかし、この価格のシャルドネとしては不満のないもので、
今後1~2年でもう少しは伸びるかなあ、という印象である。
まとめ買いしてまで愛飲するほのものではない、と個人的には思う。

かたやブランドもののルフレーヴだが、明らかに格が違う。
このACブルは入荷量が少ないようで、いくらでも手に入るマコン・ヴェルゼと一桁違いの
稀少さであり、リリース時に押さえないと入手困難である。

価格はペルノの倍だが、内容は倍以上で、こちらこそケース買いしたくなるワインである。
先日開けた2009はまだまだ線が細く、早開けすぎる感が否めなかったが、
今開けても2009より2010の方が美味しくて、早開けに向くようである。

今2008を開ければもっと飲み頃だが、このワインは今後数年間は
伸び続けるだろう。

より長熟なピュリニー村名を買って寝かせるより、こちらを早く開ける方が
現実的であるように思える。
しかし、いつも3~4本しか買わないので、欲求不満のまま終わる。

だったらマコン・ヴェルゼでもいいじゃないか、と言われそうだが、
マコン・ヴェルゼとこのACブルゴーニュの間には、深い溝がある。
それはきっと、畑の位置の違いから来るポテンシャルの違いなのだろう。

まして、ペルノのACブルでは置き換えることなどできない。
別にブランド志向に走るつもりはないが、結局価格は正直である、
と言わざるを得ない。