逝っていたかと思ったが・・ショパン | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る


ショーヴネ・ショパン ニュイ・サン・ジョルジュ 2001
購入日    2007年7月
開栓日    2007年11月21日
購入先    キタザワ
インポーター ラック・コーポレーション
購入価格   3300円

怒濤のイベント月間が一段落し、通常の診療のみ忙しい毎日に戻りつつある。
しかし来春までは治験でバタバタしそうではある。
町医者になって6年半、最初の2年はびた一文所得税・住民税を払わなかったが
(要するに大赤字で収入がなかった)、最近では自宅で開けるワイン代に
不自由することはなくなった。

しかし、3000円以上のワインををデイリーに消費することにはどうしても抵抗がある。
貧乏性と言われるとそれまでだが、1万円以上のワインを自宅の食卓で
毎週何本もを開ける、というのはいくら金持ちでもどうかしている、と思う。
ということで、高くなったなと思いながらバックヴィンテージで購入した
ショーヴネ・ショパンを開栓した。

開栓前から何となくエンジ色で、ちょっとどうかな、と思ったのだがコルクには問題なし。
案の定と言うべきか、開栓日すると失われた香り、果実味。
もはや逝っていると思って、飲む価値無しと判断し、大部分を飲まぬまま放置した。

3~4日忘れて放置していて、25日に飲んでみたら飲めないことはない。
ちょっとだけ果実味が復活している。
本日(開栓後6日目)の時点で、まだ何とかバランスを保っており、
薄くて旨いブルゴーニュ・・・とは言わないまでも、薄くてあまり旨くないブルゴーニュ、
くらいにはなっている。

開栓当日の印象からは、完全なハズレワインだったが、多少は復活したとはいえ
糖度が高くてよく熟したブドウからできたワインではなさそうだ。
2001というヴィンテージのせいか、造り手のせいか、よく分からない。

前回のグロといい、今回のショパンといい、今週はニュイ・サン・ジョルジュには
裏切られる時期であったようだ。
それにしても開栓後1週間した方が果実味がましになる、とは
一体どういうことなのだろう。
単に熱入りで説明がつくのだろうか。

例によって、もう1本同じものがあるので後日検証したい。