ややピークを過ぎ・・グロの2002 | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る


ドメーヌ・ミシェル・グロ ニュイ・サン・ジョルジュ 2002
購入日    2005年5月
開栓日    2007年11月20日
購入先    ヴェリタス
インポーター ヴェリタス
購入価格   3680円

昨日で激務の1週間がやっと終わった。
一昨日の勤労感謝の日には市民公開講座があり、口達者が災いして司会役を
仰せつかって仕切ってしまった。
失言がないか、こっそり家内を会場に偲ばせていたのだが、大過なく終了したようで
一安心した。

プロジェクターのテストで、このブログのウサギの写真を会場に映写してみたが、
聴衆の1人が
「あれは何の動物なんやろ」
と言っていたそうだ。
うちのウサギはウサギに見えないのだろうか?

昨日も大きなイベントがあり、例によって深夜に帰宅した。
昨晩飲んでいた相手は大学教授2名で、1人は同業者、もう1人は学生時代からの
友人の医療情報部の教授である。
ワインバーで飛び交う情報の内容もすごい。准教授の人事まで話し合ったりしている。

わたしの労働時間は、1週間で何時間なんだろう?
休前日の木曜日には午前まで飲んでいたし、昨晩も午前1時まで飲んでいた。
仕事の続きの懇親会のあとの2次会だが、この時間も入れると勤務時間はすごい。
政治家の町医者か、ただの酒飲みか。
自信を持って言う。わたしは後者だ。

今日の日曜日は久しぶりにゆっくりできると思ったら一昨日高校時代の友人が
亡くなって、葬儀に参列してきた。
肺癌だったそうで、実は今月初めからもう危ない、と聞いていた。
若すぎるとはいえヘビースモーカーだったという話もあるので、あながち気の毒と
ばかりは言えないのかも知れない。
明らかに肺癌は増えているし、しかも消化器系の癌と比べて予後が悪い。


さて、そんな中よくブログの更新ができているものだ。
ミシェル・グロはけっこう長熟な造り手で、若いうちは線が細くて分かりにくいと
思っているのだが、この1本は微妙に下降線上にあるワインであった。
肌の張り、ふくよかさが多少失われて、ちょっとがっかりした。

ブショネはあったが、これまで飲んだグロの村名で、ピークを過ぎたと感じるものは
なかったように記憶している。
グロの村名2002は、モレ・サン・ドニのアン・ラ・リュ・ド・ヴェルジー、ニュイのレ・シャリオ、
シャンボール・ミュジニーなどがまだ残っていると思う。
ピークを形成して急峻に下降するようなワインではないと思うのだが、
そろそろ開けていかないといけないようだ。