優良ブラン・ド・ブラン・・ジモネ | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る


ブラン・ド・ブラン・Cuis・1er・Brut NV
購入日    2007年6月
開栓日    2007年7月21日
購入先    カワバタ
インポーター エイ・エム・ズィー
購入価格   3450円

リーガ・ロイヤルホテルでの耐え難い晩餐のあと、親しい内科の先生とタクシーで
直ちに帰宅し、帰宅後すぐに開栓したのがこれ。
たまたま冷蔵庫に冷えていたから開栓したのだが、ワイン庫にある赤ワインと
どちらにしようか少し迷った。

しかしこれ以上カロリーを摂るわけにも行かないし、夜遅くからチーズをあてに
赤ワインという気分でもない。
いやはや、難儀な晩餐に遭遇すると、あとが大変だ。
まともなワインを開けなければ、安眠すらおぼつかない。

正直のところ、この日ばかりは甘めのロゼを冷やしておけば良かったと思った。
このRMシャンパーニュは、和食に合う食中酒として最適なものであり、
夜遅くに食事抜きで飲むにはあまり適さない。
同じ1級ものでもNVであるためか、先日開けた1er・Brut・ガストロノームより
800円も安い。
わたしの好みから言えばこちらの方が性に合っているし、明らかにこちらの方がお買い得。

比較的細かい泡、それにも増してドライすぎるほど甘みが乏しく、そっけなく
感じるほどである。
しかし翌日には少し柔らかくなって、和食系の食事には大甘の吟醸酒よりよく合う。

かわばたのHPによると、この造り手の畑にはシャルドネしか植わっていないらしく、
結果的に全部の生産品がブラン・ド・ブランである。
先日訪れたポンテベッキオで、ブラン・ド・ブランを所望したら3本提示された
候補の中にこれが入っていたのも頷ける。

タルランのブリュット・ゼロより、こちらの方が飲みやすい(この言葉実は禁句)。
RMものとしてもコスト・パフォーマンスに優れている。
デイリーな食中シャンパーニュとして、最適な1本であった。