なるほど高いCPである | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る


グランディアル・ブリュット・ブラン・ド・ブラン・ヴァン・ムスー NV
届いた日   2005年3月
開栓日    2007年3月26日
納品先    うきうきワインの玉手箱
インポーター ドウシシャ

シャンパーニュじゃないが、便宜上このテーマに入れておく。
ボーモンのブラン・ド・ノワール6本などを購入したら、ショップからおまけでついてきた
泡ものである。
原産地はフランスになっているが、どういう素性のスパークリング・ワインかはよく知らない。

疲れて喉が渇いて帰宅した日に開栓したが、香り、後口、酸の気品、どれをとっても
最近飲みつけているボーモンやRMシャンパーニュには及ぶべくもない。
しかし翌日にはそれなりに丸くなって、あまり抵抗なく飲める。

自宅にはシャンパーニュも含めてワインは腐るほどあるので、
ほかに選ぶべきものがあるなら、何もこれを飲まなくても、という気がしないでもない、
と思って価格を見たら980円だった。

エチケットはその価格をまったく感じさせず、高級感が漂う。
ショップの勧めるように、夏の暑い昼下がり、重くて苦いビールを開けるくらいなら、
こちらの方が適しているシチュエーションもあるだろう。

TPOを考えるべきで、1流どころのシャンパーニュと同じ土俵に乗せる方が間違っている。
泡ものオンチと言いながら、そのくらいの区別がつく程度には、泡ものを語れるようになった。
このくらい金をかけたら、分かって当然だ、という声もどこからか聞こえる。

RMとの違いが気にならない人、気にならないシチュエーションでは、お勧めである。