ル・ペガーズ挽歌 | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る

先週の金曜日、23日で10年の幕を閉じた、南森町のル・ペガーズ。
息子の大学入学祝いと、店へのお別れを兼ねて、15日に家族で訪れた。

わたしも家内も、小学校から大学まで、大阪から出たことはないというのに、
子供たちは小学校を出てから大阪の学校にはまるで縁がなく、娘は兵庫の中学高校から、
息子は奈良の中学高校から、京都の別々の大学に通うことになってしまった。

 
前菜                      オマール海老・鳥貝・・・
 
お馴染みの鳩・・ちょっと食べちゃった     デザート


通い慣れたこの店の風景ともお別れ・・


ドメーヌ・ポンソ グリオット・シャンベルタン 1998
購入日    2005年3月
開栓日    2007年3月15日
購入先    ゆはら
インポーター INA
購入価格   9800円

最後の晩餐に持ち込んだワインは、ポンソのグリオットとした。
同じワインは2本目だが、このボトルはすでにピークを過ぎていた感があり、
果実味は妙にこぢんまりしていて、香りも控えめであった。

しかし、本当に不思議だが、サクランボ(グリオット)のエッセンスを感じる。
枯れてはいないが、どこまで本来の実力を留めていたか、少し頸を傾げたが、
さすがにグラン・クル。
スルスルと、メインの鳩が来るまでにほとんど1人で空にしてしまっていた。

亀谷シェフ、昨年辞めた唐沢ソムリエ、いつも明るいサバちゃん、ほか
お世話になったル・ペガーズの皆さん、どうもありがとうございました。
そして、再会できる日を、心から楽しみにしております。