ちょっと薄すぎるような・・・ロックのACブルゴーニュ | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

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テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る


プリューレ・ロック ブルゴーニュ・ルージュ 2002
購入日    2005年4月
開栓日    2007年1月23日
購入先    まるどら
インポーター 銀河高原ビール(INA)
購入価格   2709円(税込)

3本買ったうちの1本目の印象はこちら。
1本はUTAさんのところに行ったので、これが最後の1本である。

同じ畑の上級キュヴェのクロ・デ・コルヴェをこれまで98、99(2本)、00と飲んでいるので、
共通した香りがしっかりと分かるようになった。
クロ・デ・コルヴェと比べると、ほのかな香りでしかないが、う~む懐かしい。

しかしながら、味わいがいかにも薄い。
せめて果実味をしっかりと感じられたらいいのだが、ちょっと薄すぎる。
繊細な和食に合わせて開栓したものだが、旨味も中途半端で、物足りない。

ドミニク・ローランみたいにプンプンと樽香を持ち込む造り手は遠慮申し上げたいが、
こっちはこっちであらゆる要素が少しずつ足りない気がする。
最上級のクロ・デ・コルヴェも、ボトル差が激しくてがっかりすることがあるし、
どうもこの造り手のワインは、どこまで買い集めたらいいのか、決断を迷うことが多い。

このブログには書きそびれたのだが、2005年7月に六覚燈に行った際、
シャトー・ド・ポマール 99
プリューレ・ロック ニュイ・サン・ジョルジュ クロ・デ・コルヴェ 98
シャトー・ジスクール 89
の3本を、ソムリエの中山さんに開けてもらった。

このラインナップは、明らかに2本目に大きな山があり、最後のボルドーはおだやかな
エピローグを意図されたものだが、その日には2本目に大きなインパクトを感じることができず、
中山さんの意図に明確なレスポンスを示せずに退散したとおもう。
きっと中山さんはがっかりされたに違いない。
今思えば大きな不覚だった。

弁解に聞こえるかも知れないが、この際の98には、わたしを唸らせるほどの力が
足らなかったのかも知れない、とも思う(苦しい言い訳)。
その1年余後に、同じ六覚燈で開けてもらった99のインパクトが、比較にならないくらい
強いものだったので、ここで記載して弁明する次第である。

1年半も経って、訪れた店のソムリエにブログで陳謝する客、というのも殊勝ではないか??
とはいえ、やっぱりこの造り手のワインは、けっこう神経質なところがあるようだ。