明日への期待・・ルーミエのACブルゴーニュ | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

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テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る


ドメーヌ・ジョルジュ・ルーミエ ブルゴーニュ・ルージュ 2003
購入日    2005年10月
開栓日    2007年1月25日
購入先    フィッチ
インポーター レナ
購入価格   5000円

あまり市場で見かけない、ルーミエのACブルゴーニュ。
よく知らないが、インポーターのレナは、販売店のフィッチと同じ会社なのだろうか。

明らかに熟成過程にあることを示す鰹香が、開栓すぐに明確に感じられるが、
時間とともに薄らいで、あとは美味しくなると思いきや、イガ味が感じられるようになる。
しっかりした果実味、まだまだ暴れるタンニン。要するに若開けである。
開栓翌日になっても、ちっともほぐれる素振りを見せない。

樽香も意識に上らず、贅肉のないピュアな果実味から、これは大した造り手だと
ひしひしと感じられるが、いかんせん若すぎてとても楽しめない。
ブドウの産地はジュブレ・シャンベルタンかモレ・サン・ドニかシャンボール・ミュジニーか、
はたまたそれらの混成部隊か、考えてもわたしには分からない。

2004でももう飲み頃のACブルもあるというのに、どう造り方を変えたら、
こんなに長寿を予感させるすそものワインができるのだろうか。
感嘆すれど楽しめず。
しかし、2年後は非常に楽しみだ。