枯木もセラーのにぎわい? | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る


ポール・ペルノ ボーヌ・プルミエ・クリュ・トゥーロン 2002
購入日    2005年8月
開栓日    2006年6月11日
購入先    ウメムラ
インポーター エイ・エム・ズィー
購入価格   3980円

ショップのウメムラがHPで大々的に評価しているワインでは、これまで
ハズレるものはほとんどなかったと言っていいと思うが、残念ながらついに発見してしまった。

HPの印象とはまるで別物。痩せて酸味だけが目立ち、馥郁たる香りにも乏しい。
料理とともに味わっていると、かつての美貌の片鱗がチラリとかすめたが、それだけでおしまい。
記録として一応記載しておかねばならないが、それ以上印象を記述するモチベーションが
湧いてこない。

あくまで推測だが、実績のないショップでは、ドメーヌを訪問して良くできたキュヴェを試飲させられ、
喜び勇んで買い付けて販売すると、似ても似つかぬものを掴まされている、ということが
あるのではないか、と思う。

わたしの乏しい経験からでも、そうとしか思えないワインを体験したことがあるから、
自分の中では確信に近いものを持っている。
同じワインを3本以上も買うクセがなければ、まあ分からなかっただろう。

もしそれが事実とすれば、ドメーヌとしても信用を失うリスクを踏んでいるわけだが、
インポーター/ショップや、ひいてはわれわれ末端の消費者が舐められているのである。
違いますか? ドルーアン・ラローズさん、ピエール・アミオさん。

このウメムラというショップに関しては、店の姿勢からも、そういうことは決してないと思う。
今回のピークを過ぎて枯れていく過程の1本は、ボトル差によるものと信じたい。

実はこのワインももう1本ある。
それもハズレていたら、やっぱりショップに情報を正直に提供する方がいいだろうな、と思っている。