「超」入門学問のすすめ　明治維新と現代日本に共通する23のサバイバル戦略＠鈴木博毅

『学問のすすめ』から、現代を学べ

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「第三の敗戦」なんて言葉が出てきます
江戸時代、鎖国政策を行っていた江戸幕府に対して

黒船来襲強引の不平等条約を締結させられた「第一の敗戦」
第二次世界大戦、太平洋戦争、言うまでもなく焼け野原に
原爆投下など数々の悲劇が起きた「第二の敗戦」
今までも日本はこれらの敗戦を経験しているのであります

で、今が、「第三の敗戦」ということ

バブルのころ、日本経済は活気に満ち溢れていました
正確には、私はそう聞きました
札束が飛び交っていたり、ネオン街は人で溢れ、ディスコで踊りまくり
世界に出て、日本製の素晴らしさを見せ付ける製品が多数あり
ニューヨークのビルなんかを買ってみたり、とにもかくにも凄かった
そんな時代が数十年前にはあったんですよねぇ～

それが、バブルがはじけて、かつて世界を席巻していた企業も
昨今の決算発表なんぞの報道を目にすると、赤字につぐ赤字
それも巨額な赤字発表だったりするわけで

かつての栄光はどこへやら
それに、世界中にあった日本企業の看板は、今やお隣の韓国や中国
台湾の企業などが目立つようにもなってきて、悲しいかな
日本の国力も以前ほどではなくなっているのは

事実ではないかとも感じるわけです

過去の「第一の敗戦」「第二の敗戦」、

実はこのあとに革命的な出来事が次々に起きているんですよね
「第一の敗戦」のあと江戸幕府は倒れ、

明治維新、ちょんまげ頭、着物、袴、下駄や
足袋の時代から、洋服、靴へと身につけるものは変わり
急速に近代化を進め、世界の列強と肩を並べるまでになりました
「第二の敗戦」のあとは言うまでもありません
戦後の復興があるからこそ、今の日本はあるわけですから
この「第三の敗戦」と言われる今こそ

日本人は立ち上がるんだ
まぁ、そんな気運も高まってくるということなんだと思うのです

興奮して血気盛んになるだけではダメだと
福沢諭吉という人は、本当に素晴らしいですね
そう「学問」を身につける、ようは学べということを提示する
これは、敗戦を経験するしないに関わらず行うべきでしょうし
学ぶことで気づき明日の人生が拓けてくる

そういうことではないでしょうか

では、なぜ、日本は変われないのか

変化をするって、エネルギーがいることだと感じます
今までにないことをするわけですから、前例もないしマニュアルもない
過去の日本人、私たちの先祖はそれらを行ってきたわけなんですよね
だから、今だってできない理由なんてないと思うのです
それを、あーでもない、こーでもないと理由をつけて反対する
確固たる根拠もないままに、あーじゃねーかとかこーじゃねーかなどなど
批評をする、ネットを見てみてもテレビを観てみても