過去の失敗から学ばなければならない
- 「超」入門 失敗の本質 日本軍と現代日本に共通する23の組織的ジレンマ/鈴木 博毅
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太平洋戦争開戦、その後の日本軍の進撃と挫折
過去を紐解くことで、今の日本に大事なことは何なのか
そんなことを気づかせてくれる
そんな一冊だったのではないかと思います
この本は、『失敗の本質』というベストセラー、23のポイントから
ダイジェストに読み解く、変わらねばならない日本人に告ぐ
ホント、人間が変わるって大変なことだなぁって思うわけで
興味深く拝読させていただきました
- 失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)/戸部 良一
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太平洋戦争を、また違った視点で分析をしていて
まぁ、戦争は全くもっていけないことだし、今後もしてはいけませんが
日本軍と米軍の違いが、今のビジネスにも参考になるというか
昔も今も同じ誤りを日本はしてしまっているのではないだろうか
そう思うと、自分ができることをやっていかねばという気持ちになってきます
成功談のほうがヒントになる箇所が多いように感じますが
失敗談から学ぶことの方が勉強になる部分がある気がして
その観点からも、私たちは過去から学ぶ必要があると思うんです
歴史の授業なんかで、第二次世界大戦のことを学びますが
日本は連合軍に負けたという事実だけが印象深くって
どうして負けたのかっていう部分に関しては
結構おざなりで終わっているような、そんな気がします
戦争に勝ち負けなんてないんでしょうが
分析をすることは大事で、
その結果を今後に活かすというのは
ビジネスの世界でも同じことをしているわけで
戦争という、二度と起こしてはいけない出来事からでも
この点について、日本軍と連合軍の違いを
確かめておく必要があります
そう、今の日本経済の凋落は予測できたこと
どうしても、根性論というか根も葉もない事実に基づかない決定で
現場を混乱に陥れ、結果的に統制が取れなくなって敗れていく
その光景は、今も変わらないのではないかという気がしました
だって、日本軍は目で見て敵を確認しているのに対し
アメリカ軍は、レーダーで先に探知しているわけですから
今考えると、勝てっこないやって感じるのですが
当時は、レーダーなんて意味ないやって軍人は拒否をしていて
今までのやり方に固執していたそうなんですね
で、負けた
ビジネスの世界でも言えることだと思うんです
過去の成功体験を捨て去る勇気
現状維持は衰退への第一歩なんです
そのことに気づかず、今までの栄光に酔いしれ
バブルの後遺症に苦しむ日本経済をよそに
お隣の韓国の快進撃はスゴイの一言
まさに戦略とは、このことを指すのではないだろうか
グローバル化に対応できるか否かは、これからの企業存続に
大きく左右される要素であり、私たちビジネスパーソンも
時代の荒波を乗り越えるには、変化に対応できうる
そんな自分でありつづけることが必須なのであります
なぜゆえに、過去に失敗しているのに
この本に書かれている失敗を、今もまた繰り返している
そんなんで、いいのかぁー
日本のいいところ、素晴らしい部分はたくさんあります
日本人は、それに慢心するのではなく
日本人らしく、グローバル化に対応する
言い方を変えると、日本人であることを誇りに持ち
世界と渡り歩くことができたならば
あんなにヘコヘコしなくても、堂々と自分の主張をしていけるだろうし
それが日本という国が世界にできることであると
何だか訳分からないけど、そんなことを思うのであります
失敗したって、いいじゃん
素直に、その本質をつかんで次につなぐ
あまりにも組織の壁を主張し、「ぬるま湯のゆでカエル」で
居つづけている人がいるのではないでしょうか
本当の失敗に気づかないで生きていくなんてバカバカしい
一度きりの人生ですから、できることをひとつひとつ
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いつも感謝します
本当にありがとうございます
【編集後記】
ジーユー銀座店に行ってきました
妻の誕生日だったもんで、ちょっとしたプレゼント
それにしても安いですねぇ
店内は女性が多かったですが、男性ものも子ども服も
売っているんですねぇ
プレゼント代も、安上がりだったし
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