とにかくすぐに「稼げて・動けて・考えられる」社員のつくり方＠小倉広

そう、自分の意思でみなと動く

とにかくすぐに「稼げて・動けて・考えられる」社員のつくり方 (アスカビジネス)/小倉　広

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リクルートなどで活躍され、現在では独立、

毎日発行されているメルマガはまさに必見

ファンの方もたいへん多いと聞きます小倉広さんの著書です





小倉さんといえば、やっぱり「ベーコンエッグ」の話が忘れられない


あぁ、これはある日の我が家の朝食「ハムエッグ」ですけど





『出逢いの大学　カンファレンス 』で初めて講演を拝聴したときですが
仕事でも、いろんなプロジェクトに対して
参加するのが精一杯って感じだった私に、「献身していますか」の問いは
ギクッと胸を突かれたような思いをしたことを覚えています
今の自分のまま、自分の範疇の中だけで考え行動することの怖さを
改めて知らされたような、そんな思いでした







ベーコンエッグをつくるために、鶏は参加し、
豚は献身している







そう考えると、マネジメントというのは本当に難しいものだというのが
ヒシヒシと肌で感じてきてしまいます
自分自身だって、そんなに簡単に変わることができるわけでもないのですが
それを、いくら同僚や部下といったって、赤の他人の行動を変えるなんて
そんなにたやすいことではないなんて思ってしまいますと
この本のタイトルにある『とにかくすぐに「稼げて・動けて・考えられる」社員』を
つくるということが、さらっとできるようなことではないことに
気づいてしまうわけであります






ただねぇ、人は人と、生きていくわけですから






どんな世界でも、仕事でも家庭でも、
ひとりで生きていくことは皆無です
情報化社会といわれて久しいですが、
情報は人に乗っかってやってくるわけで
チャンスも人にのっかってやってくるわけであります
どうせ仕事をするなら、自分の稼げる社員でありたいし
一緒に仕事を進める人も稼げる社員のほうがいいわけで
そういう環境にするにはどうしたらいいのか
気づかされることがたくさんあった内容でした





稼げる社員とは、簡単に言うと「黒字社員」のこと
この基準ですべてを評価することは難しいのですが
このことが分かっているかいないかということは、
結構重要かと思います



私も、かつて新規開拓の営業をしていたころに
この「黒字社員」と、稼げない「赤字社員」の話がゴロゴロ出てきて
当時、まったく稼げなかった私は
当然のことながら「赤字社員」だったわけで
かなり肩身の狭い思いをしていたことを覚えています
悲しいかな、これが現実なんだと、当時は思っていました





ただ、「黒字社員」が教育すると「赤字社員」が「黒字社員」と化して
会社がどんどん発展していくのかと言われると
人のマネジメントというのは、そんなに簡単なものでもなくて
それに、「稼げて・動けて・考えられる」社員となると
なかなかハードルも高くなっていくのではないかと、
そんな懸念もされるわけであります





自走式ってやつですか、こういう社員がたくさんいれば
経営者としては、きっと助かりますよねぇ






組織って、いつもどこかでなぜかこんな習慣があるとか
不合理なことが続いているなんてこともあったりして
改革しなくてはならないと自覚をしていながら
今のままのほうがラクだからでしょうが、変えたほうがいいような
ことも手づかずのままにしてしまうこともあるのかもしれません






人間なんて、そんなものというか
やっぱりラクして生きていたいものですから
面倒なことは後回しになったりしてしまうんですよねぇ







ベストセラー『7つの習慣 』にも出てきます、
あのマトリクスのことが頭に浮かびます

緊急で重要なこと
緊急ではないけど、重要なこと
緊急で、重要ではないこと
緊急ではなく、重要ではないこと



この中の「緊急ではないけど、重要なこと」が一番大事
このことに気づくまでに、私も時間がかかったなぁって






目の前の雑務に時間を取られてしまったり
かかってきた営業の電話でついつい長話をしてしまったり
インターネットで偶然見つけた無料のゲームにハマったり
時間は有限ですからねぇ
今考えると、この時間の一部でも
「緊急ではないけど、重要なこと」に
回しておくことができればって思っちゃったりもしました







まったく冴えなかった私の営業実績だったのですが
そのころに売れていると言われていた営業マンを観てみると
不思議と「緊急ではないけど、重要なこと」を
意識されていたかどうかは分かりませんが
少なくとも、人に任せるところと自分で行うこととが
はっきりと仕分けされていて、効率のいいというか
有益に時間を使っているという、そんな印象を受けたことがあります







それだって、特に誰に言われてそうしているわけでもなく
自分で判断して、結果を出しているわけで
そんな売れている営業マンが会社から重宝されているということは
いうまでもない事実で







何ていうんですかねぇ人というのは一生懸命に考えて行動していくことを
習慣化すると、同じようなことが大事だってことに気づくような
そんな気がしてならないんです
結果を出している人は、みな同じことをしているということ






『ファーストクラスに乗る人のシンプルな習慣 』を読めば、
そのあたりはスッキリするかも







「稼げて・動けて・考えられる」社員なんて、十人十色で
それぞれの性格や考え方、育ちなどで違っているものですから
そう簡単にはできることでもないと思いがちなのですが
一生懸命に考えて行動することができている人には
自然と、そのことに気づくんじゃないかなぁって
他人事のように思っている自分が、一生懸命なのかって
突っ込みたくもなりますが






いやぁ、ホント、私、頑張っていますって

組織という観点、リーダーという視点から物事を考えると
「稼げて・動けて・考えられる」社員が多いほうが
ラクに実績を上げることができることは言うまでもありません
トラブルの大半は、人と人のことだったりしますからね
自分で勝手に動いて、稼いで、組織のことも考えてくれる社員が
多ければ多いほど、その組織が活性化することは明白ですから
リーダーでなくとも、部下として、同僚として、または他部署からなど
どんな視点でも、この本に書かれている「人」マネジメントは
参考になるのではないかと感じました






人生って、何をどう残すかだと思うことが多いです
せっかくだったら、気持ちよく、人の役に立つ
そんなこと、残していきたいものですね

【追記】
本文中、「緊急ではないけど、重要なこと」と
「緊急で、重要ではないこと」が
逆さまになってしまっていました
訂正し、再稿いたしました
やっちまった・・・

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【編集後記】

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