ブリストルをお見逃しなく‼️オートモビルカウンシル、今日からスタート! | 自動車コラムニスト中込健太郎のブログ『込氏のブログ』

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自動車ライターですが、最近はノリで買った積載車が忙しく、レッカー・搬送、搬入搬出、自動車何でも屋みたいになっております。自動車絡みだったりじゃなかったりの日々を綴ります。

クルマのイベントいろいろありますが、その中では比較的新しい方かもしれません。オートモビルカウンシル、4月12日から14日までの3日間、幕張メッセで開かれます。まあ、新しいものが始まるといろいろケチつける人もいるものですが、内容的には、私なんかは1番しっくりくるイベントの一つかなぁと思ったりして、うまく定着していって欲しい。回を重ねていってほしいと思ってきましたから、こうかいが重なってくるのは自分ごとのように嬉しい面もあります。


当社は取材でお邪魔したりしていました。出ている企業様も知り合いも多く、また、この場で知り合った知人も少なくありません。最近では入れ替えなどでお手伝いすることも増えてきました。


そして今回はとうとう、搬入搬出で事前に予定頂いて、お手伝いすることになりました。



魂を込めてクルマと向き合い、長年に渡りベントレー、ロールス・ロイスの魅力をこの極東の日本で発信し続けてきた涌井さんの着眼点ということでも注目に値しますが、航空機メーカーの技術力と発想、英国のBristolのクルマたちはなるほど、見て触れたら虜になるクルマ好きは少なくないかも。そう思わせる魅力に溢れています。


かつてはこの国では、ジャーナリスト川上完さんが所有されていたというのでその個体は写真で、それ以外は自動車雑誌NAVIのコラムでしばしば登場していて、イラストで知っていたモデルもありました。どれをとっても、大変申し訳ないが「妙ちきりん」なモデルばかりだなあ、と思っていました。しかし、だからと言って毛嫌いしていたかというと、むしろ逆、新たなモデルに触れると、続々と気になる存在に。


しまいには「日本で買うにはどうしたらいいのかしら?」などと不必要な心配までしてみたりして。扱っている車屋さんはないから、それこそ、ギャラリーアバルトの山口館長が昔伊勢丹モータースに居られたけれど、ああいう百貨店の外商部とかだと入れるかしら。しかしそれだと、うちはせいぜい電鉄系百貨店にかろうじて繋がりがあるくらいだから、高島屋、伊勢丹、三越クラスとは違って入らないかもなあとか、子供のくせに、当然買える金などもない時にそんな心配までしていたものでした。


そんなことを思ったりして、しかしこの話は流石に当時周りのクルマ好きとも話してピンとくる人もいなくて、1人寂しく、ブリストル、妙に心惹かれてきたものです。


値段も、まあ、相当高価でしょうし。今は世界戦略車ばかりで、ハイブランドもどこかに代数目標持っていたりしますが、そういうものとも異なる、イギリスの階級が背景にあるに違いないクルマでもあって、こういうローカルの事情は説明解説で学んでも限界があるもの。当事者にしかわからないことだし、それで良いことでもあると思うのです。


そう思うと、このブランドの深淵さはより一層興味深いとも言えます。


云々


こんなことを胸に秘めていたら、宇都宮で最近とてもよく通っているブレシアのフロントO氏。彼は私と同学年なのですが、ほぼ同じ様なことを考えていたということを最近知り、おそらく中学生か高校生かの時に抱いていた思いを共有したりしています。


そして、最近ではとてもよく運ぶクルマになりました。フィアット、シトロエン、ランチアなどと並んでとてもよく運びます。こんなにブリストル、あることが不思議なほど、というくらい運ぶのです。


私の中ではこの国にはプリウスより台数多いのじゃないか、トヨタももっと頑張らないと!と訳のわからない切り取りをする始末。そのくらい運びます。


涌井さんはじめ、関係者の方にも「ブリストルを1番たくさん運ぶ人」とか言われて、光栄ですが、大変なことになったなあと思っているところです。


積むたびに、前述のボディメイクの丁寧さ、語弊を恐れずに言えば、英国車らしからぬ、それは何となく拭い去りがたいじとっと湿った雰囲気のある乗り味というものがない、というのか、からりと爽やか、走り出す威勢の良さがあるというのか。でもだからといってドイツ車やイタリア車、無論フランス車とも大いに違うブリストルの世界だなあと感心させられるものです。


タイヤを固定して荷台を上げるときなんか、航空機メーカーのクルマだなあ、まるで離陸しようとしている様かな?なんて思ったりして。



そんなブリストルをもっぱら手がける涌井さんの取り組み。それに直々にお誘いいただき、オートモビルカウンシルに、ブリストル研究所として初出展の機会にお手伝いさせていただけることになるとは。



個人的にはまだ英国車所有したことないですし、ブリストルを購入とまではなかなか行かないかもしれませんが、長年の思いがある種引き寄せたかなあ?なんて思ったりしています。


隣はアルビスだったり。オートモビルカウンシルでは英国車の魅力がもっと深まるかも!な展示も多数。


残念ながら私は初日は、別件のため行けませんが、必ずや!土曜日か、最低でも日曜日搬出の前には見学したいと思っています。


ぜひお出かけの方、ブリストル研究所にもお立ち寄りいただき、独特で独自のアイデアの数々など目の当たりにしていただきたいものです!