私の宮古島の戦友、最後まで歩きませんでした!~「心のギアチェンジ」 | 「最後まで諦めない」~医師、時々作家、そしてランナー

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医師であり、時々作家、そしてランナーである筆者が日々の出来事について徒然なるままに綴っております。「最後まで歩かない」事をレースでも、人生でも目指しております。

先日から宮古島ウルトラ遠足に出走した際に宿泊した部屋で同室だった東京都練馬区在住の楽太郎
さん(ブログの中ではAさんとしても頻回に登場)が昨日、1月30日に館山若潮マラソンに出走した。

楽太郎さんと宮古島後に交流が始まったのは楽太郎さんが教えて下さったアドレスに私がメールを送った事がきっかけです。

その後は、楽太郎さんが私のブログを読んでくださったり、私の影響でツイッターを始めたりして交流は深まっています。

楽太郎さんのツイッターでのハンドルネームは@rakmtさんです。まだプロフィールに何も記載されていませんし、ツイートも非公開になっています。

私もツイッター始めた頃は「何かよく分からないな」というのが正直な完走でした。南アフリカW杯がきっかけとなり、一気にツイッターに嵌り込んだような気がします。

さて、昨日の楽太郎さんはフルマラソンを走りました。

館山若潮マラソン

に出走し、4時間1分14秒のタイムで完走されたようです。もう少しでサブフォーという惜しいタイムでした。
楽太郎さんがウルトラの2週間後にフルに出走する事に私は正直驚いていました。

今の私にそれが出来るかと問われると、正直困難です。だから、フルに出走し、更にPB更新を狙うと意気込んでいる楽太郎さんをリスペクトしていましたし、応援もしていました。

土曜日にメールで応援メッセージを送り、日曜日の朝一に励ましツイートを送りました。ツイッターを始めた頃に私も自分の呟きに対するリプライを見る方法が分からなくて、TLを全部見ようとして、非常に疲れた事を記憶しています。多分、楽太郎さんも同じだったのかもしれませんので、この応援ツイートが届いたかどうか定かではありません。

楽太郎さんは夜になって、完走ツイートを送ってくれました。完走タイムの後に
『最後失速しました。でも「最後まで歩かなかった」。一歩でも歩いたら「戦友」と呼んでもらえなくなる気がして。昨年たくさん歩いたところで、「走れてる」自分が嬉しかったです。ウルトラ走るとフルが短く感じます。』
と書かれていました。ウルッときました。「楽太郎さん、カッコいいぜ!」と羨ましくなりました。

私が書いたウルトラシリーズのブログに村上春樹著の「走ることについて語るときに僕の語ること」に
関する記述があった事、そしてウルトラマラソンの途中で「歩いたこと」に対して私が非常に悔しく感じた
事を書いていた事などが楽太郎さんの「心のギア」を一段上げたようです。

お恥ずかしい話ですが、昨年9月5日のトライアスロン初挑戦の時は10キロの内、半分ぐらいは歩いたと
思います。10月の萩・石見空港ハーフはさすがに歩きませんでしたが、私が「最後まであるかなかった」のは、昨年11月7日の下関海響が初めてだったので、私もまだ大それた事を言える状況ではないのです。

さて、「心のギア」とは
ニュートラル:走ることに興味が湧き、自宅の近所を走ったり、歩いたりしている状態

ロー:5キロ、10キロなどのロードレースやチームで走る駅伝に参加したり、
ハーフマラソンまではエントリーする状態

セカンド:フルマラソンに挑戦。しかし、最後まで歩かずに走りきれるかどうかは走って
みないと分からない状態。とにかく「完走すること」が目標。「歩くことは厭わない」

サード:フルマラソンを確実に最後まで歩かずに完走する状態。タイムは問わない。
「最後まで走り通す」事が出来る状態。

トップ:フルマラソンで目標を定めて走る状態。目標は人それぞれでいい。例えサブフォーが目標でも、自己ベストの更新を目指すランナーの心のギアはトップに入ってます!このレベルになると歩くことなどまず考えてない。むしろ35キロから加速する。

宮古島ウルトラで一緒に話した事で私も楽太郎さんから色々な事を学びました。楽太郎さんは私と話したり、私のブログを読むことで「最後まで歩かない」で走ろうと考えるようになりました。楽太郎さんの心の
ギアはセカンドからサードにギアチェンジしたようです。

昨日、もう一人凄いと思わせるチャレンジをした方がいます。
ツイッターでのハンドルネームは@yasdinoさんです。女性です。この方は今月16日に宮古島ワイドー
ウルトラマラソンに出場し、完走されています。

@moe_nagoyaさんのツイートから、情報を拾わせて頂いたのですが、@yasudinoさんは昨日、

OSJ王滝スノートレイルレース

に出場し、見事に完走されました。

6時間46分かけて完走されたようです。完走ツイートにはウルトラに匹敵する長丁場であることが書かれていました。

日にちこそ違え同じ宮古島で初のウルトラに挑んだ方のツイートはやはり気になります。時々、拝見させて頂いてましたが、ウルトラのダメージに苦しんでいるご様子でした。

それが昨日の挑戦、そして完走ですので、かなりの衝撃でした。

私はトレランにも挑戦した事がありませんので、スノートレイルとなるとどんなトレーニングが必要で、どういう装備を整えて走るのか見当も付きません。でも、強風の中でウルトラを走った彼女がしんどいと感じたのですから、きっと過酷なレースなのだと推測してます。

楽太郎さんも@yasudinoさんも二人とも凄いです。完走した事は勿論なのですが、どちらも大会への
エントリーはかなり前に済ませているはずでず。今の私にはウルトラの2週間後にハーフマラソンが
山口県内であったとしても、エントリーしてないと思います。
それが一人はフルマラソン、一人はスノートレイルですから、もう恐れ入りました!という感じです。

限界なんて、きっと自分が勝手に決めているものなのだと改めて感じました。これまで自分はアクティブに
挑戦していると思っていましたが、まだまだ頑張れそうな気がしてます。お二人に心から感謝してます!

私がこの二人に追いつけるチャンスは今年の3月です。

3月13日に宇部市で行われるくすのきカントリーマラソン、3月20日に徳島市で行われるとくしまマラソン
と2週連続でフルマラソンを走る予定です。

まずは2レースとも最後まで歩かずに完走する事は最低限のノルマでしょう。願わば、くすのきで3時間20分を切り、とくしまで3時間15分を切り、1週間の間にPBを2度更新できれば最高だなと夢見ています。

「無理だろ」って、いえいえ限界を自分で勝手に作ってたらいけません。限界を超えてみせるのも又自分自身なのです。必要なのは「心のギアチェンジ」ですよ!