第167回 昔話のような今のお話 | ビーグルトムのいえ

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そんなビーグルトムとの暮らしを気ままに綴っています。
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あるところに、


なんだかんだ理由をつけては


犬にお菓子をやるのが大好きなおばあさんと、


とても食い意地のはった犬がいました。



ふたりはとても仲良しでした。






ある日おばあさんは、犬にゼリーのお菓子をやりました。


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食い意地のはった犬は、それが食べ物だとわかるとすぐさま口に入れました。


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しかし犬は、さいしょの「ひとモグ」で失敗したと思いました。


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そのお菓子は、犬の舌にはとてつもなくマズかったのです。

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犬は、犬知恵で考えました。


これを拒否したら、おばあさんからもうお菓子がもらえなくなるかもしれない。


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そして、お菓子が見えないフリをすることにしました。

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この犬が食べないお菓子があるなんて


おばあさんは信じられませんでした。




そしておばあさんは、おかきでリベンジすることにしました。


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犬はおかきをパクリと食べて、またふたりは仲良しになりました。



おばあさんは犬の口の周りをティッシュでふいてやりました。


しかし犬は、そういうことをされるのが大嫌いでした。



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でも大嫌いだと言ったら、これからお菓子がもらえなくなるかもしれないので


「千と千尋の神隠し」の白竜の顔マネをしているんだよと言ってごまかしました。





めでたしめでたし。






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