子宮外妊娠のお話など、おひとつ。
ついでにコチラもおひとつm(_ _ )m
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・・・・・と、その前に。
そろそろインフルエンザの季節（？）ですね
まあ今年に限って言えば
インフルエンザよりノロウィルス
の方が
流行ってるかもしれないですが・・・
冬になると内科や耳鼻科、そして小児科は大忙し
待合室にはマスクをした人
が溢れかえり
病院の一大風物詩
とも言える光景となっております。
とはいえ、
別に産婦人科の患者さんが増えるわけではないので
フジ子は相変わらず
にょほほーん
と診療をしているわけですが。
そんな季節感のない（？）産婦人科にも
実は
ある時期にググッと患者さんが増える病気
があるんです。
その病気の流行る時期は
夏の終わりから秋にかけて。
そう、まさに
ひと夏の恋が終わる頃・・・
そしてその病気の名は・・・
子宮外妊娠
子宮外妊娠とは文字通り
子宮の中ではない場所に受精卵がくっついてしまって
妊娠してしまう疾患
です。
子宮外妊娠の中で一番多いのは
卵管に受精卵が着床してしまう卵管妊娠ですが
他にも卵巣妊娠や腹膜妊娠など、
いろいろな場所に起こります。
ついでに言うと
子宮外妊娠になりやすいのは
クラミジアに感染したことがある人
特に
ずっと治療しないで放置していた人は
要注意
なんです。
子宮の入り口（頚管）から入ったクラミジアは
治療せずにいると
どんどんお腹の中の方へ進んでいきます。
ついには
卵管や腹腔内（お腹の中）に炎症がおきて
卵管がせまーくなったり、
つまったりしてしまうので
受精卵が卵管の途中でひっかかりやすくなって
子宮外妊娠が起こりやすくなるのです。
それから
クラミジアは腹腔内に癒着（臓器同士のくっつき）をおこします。
この癒着が
受精のさまたげになるともいわれています。
このように
クラミジアって
「性病」っていうだけじゃなくて
不妊症の原因になっちゃう、実はコワイ病気なんです
大事なのは早期診断、早期治療なんですよ。
診断のためには産婦人科受診をオススメしますが
どうしても産婦人科受診には抵抗がある・・・
という方のために
性病のセルフチェックキットもあります。
自宅で性病のセルフチェックをする
▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼
デメカル女性用クラミジア＋淋病セルフチェック【dw190903】
クラミジアなど、不妊の原因になる感染症のことを
もっと知りたいなら
下記のような本も参考になります。
性病に関する本
▼ ▼ ▼ ▼
不安と疑問に答える〈不妊〉をまねく感染症/野口昌良
女性の性と身体を守るSafety love/松本和紀
クラミジアのほかにも
卵管水腫や卵管炎にかかったことがある人は
卵管の通過障害があることが多いので、
子宮外妊娠になりやすい、と言えます
小正月を過ぎた頃には
普通の妊婦さんが増えるのですが
（↑大晦日～お正月には夫婦水入らず
で過ごすことが多いからかと思いますが、
「寒いから肌を寄せ合いたくなるんだろう」
という意見もありました
）
ひと夏の終わりにはなぜか
子宮外妊娠の患者さんが増えるんですよね・・・
子宮外妊娠とともに
各種性病ももれなく増えるのは
夏という季節が人々の心にもたらす
開放感のせいなのでしょうか？
「嗚呼、素敵な夏だったわ」
と恋の余韻も冷めやらぬ頃、
「あら？生理が遅れているような・・・」
と気付き産婦人科に駆け込んだところ
「子宮外妊娠です」
と診断されて即手術・・・
ひと夏のアバンチュールが残した置き土産は
切ない思い出
だけではなく
そりゃあもうビックリ
するようなものであったと気付いた時には
恋の余韻もどこへやら
果てしない後悔が待っていたりして・・・。
せっかくの素敵な恋の思い出が台無しにならないように
戸締まりと避妊はしっかりとね！
ヽ(´∀｀)
って書いて外来に貼っておこうかしら・・・
などと考えてしまうフジ子なのでした。
クラミジア・性病の関連記事
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クラミジア、性病のお話
妊娠関連記事
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妊娠がわかる前に飲んだ薬の影響は？～その１～
妊娠がわかる前に飲んだ薬の影響は？～その２～
妊娠がわかる前に飲んだ薬の影響は？～その３～
妊娠検査薬と妊娠反応
妊娠する確率
今日もありがとうございます。
明日ももれなくお待ちしております
▼ ▼ ▼ ▼ ▼
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油断大敵。
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そろそろインフルエンザの季節（？）ですね
まあ今年に限って言えば
インフルエンザよりノロウィルス
の方が流行ってるかもしれないですが・・・
冬になると内科や耳鼻科、そして小児科は大忙し
待合室にはマスクをした人
が溢れかえり病院の一大風物詩
とも言える光景となっております。
とはいえ、
別に産婦人科の患者さんが増えるわけではないので
フジ子は相変わらず
にょほほーん
と診療をしているわけですが。
そんな季節感のない（？）産婦人科にも
実は
ある時期にググッと患者さんが増える病気
があるんです。
その病気の流行る時期は
夏の終わりから秋にかけて。
そう、まさに
ひと夏の恋が終わる頃・・・
そしてその病気の名は・・・
子宮外妊娠
子宮外妊娠とは文字通り
子宮の中ではない場所に受精卵がくっついてしまって
妊娠してしまう疾患
です。
子宮外妊娠の中で一番多いのは
卵管に受精卵が着床してしまう卵管妊娠ですが
他にも卵巣妊娠や腹膜妊娠など、
いろいろな場所に起こります。
ついでに言うと
子宮外妊娠になりやすいのは
クラミジアに感染したことがある人
特に
ずっと治療しないで放置していた人は
要注意
なんです。子宮の入り口（頚管）から入ったクラミジアは
治療せずにいると
どんどんお腹の中の方へ進んでいきます。
ついには
卵管や腹腔内（お腹の中）に炎症がおきて
卵管がせまーくなったり、
つまったりしてしまうので
受精卵が卵管の途中でひっかかりやすくなって
子宮外妊娠が起こりやすくなるのです。
それから
クラミジアは腹腔内に癒着（臓器同士のくっつき）をおこします。
この癒着が
受精のさまたげになるともいわれています。
このように
クラミジアって
「性病」っていうだけじゃなくて
不妊症の原因になっちゃう、実はコワイ病気なんです
大事なのは早期診断、早期治療なんですよ。
診断のためには産婦人科受診をオススメしますが
どうしても産婦人科受診には抵抗がある・・・
という方のために
性病のセルフチェックキットもあります。
自宅で性病のセルフチェックをする
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もっと知りたいなら
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性病に関する本
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不安と疑問に答える〈不妊〉をまねく感染症/野口昌良
女性の性と身体を守るSafety love/松本和紀
クラミジアのほかにも
卵管水腫や卵管炎にかかったことがある人は
卵管の通過障害があることが多いので、
子宮外妊娠になりやすい、と言えます
小正月を過ぎた頃には
普通の妊婦さんが増えるのですが
（↑大晦日～お正月には夫婦水入らず
で過ごすことが多いからかと思いますが、
「寒いから肌を寄せ合いたくなるんだろう」
という意見もありました
）ひと夏の終わりにはなぜか
子宮外妊娠の患者さんが増えるんですよね・・・
子宮外妊娠とともに
各種性病ももれなく増えるのは
夏という季節が人々の心にもたらす
開放感のせいなのでしょうか？
「嗚呼、素敵な夏だったわ」
と恋の余韻も冷めやらぬ頃、
「あら？生理が遅れているような・・・」
と気付き産婦人科に駆け込んだところ
「子宮外妊娠です」
と診断されて即手術・・・
ひと夏のアバンチュールが残した置き土産は
切ない思い出
だけではなくそりゃあもうビックリ
するようなものであったと気付いた時には
恋の余韻もどこへやら
果てしない後悔が待っていたりして・・・。
せっかくの素敵な恋の思い出が台無しにならないように
戸締まりと避妊はしっかりとね！
ヽ(´∀｀)
って書いて外来に貼っておこうかしら・・・
などと考えてしまうフジ子なのでした。
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明日ももれなくお待ちしております
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