青簾 山王祭り 近づきぬ・・江戸情緒溢れる“江戸天下祭”『山王祭』の祭礼や“纏”が飾られた街並み | 銀座由美ママの心意気

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働く女の心意気を、銀座という世界を通して、様々な観点から表現したくブログを始めました。 そんな銀座ママの日常です。どうかご笑覧下さいませ。






青簾 山王祭り 近づきぬ
―富安風生





昨日の由美ママブログで紹介しましたが → http://ameblo.jp/ginzayumimama/entry-10552621888.html
日本橋周辺では、“江戸天下祭”と称される『山王祭』の準備に入り、
街の所々に提灯や火消し“纏”が見られ、
江戸情緒溢れる頃となりました。





銀座由美ママの心意気-日本橋髙島屋 ろ組纏  
『日本橋髙島屋』“特別表彰の纏”

銀座由美ママの心意気-日本橋髙島屋 ろ組纏2

銀座由美ママの心意気-日本橋髙島屋 ろ組纏2



この『山王祭』とは、
永田町に鎮座する「日枝神社」の祭礼を云い、
近江(滋賀県大津市坂本)の「日吉大社」を勧請した多くの神社は、
日吉ないし日枝と称しますが、
中世から近世までは、「日吉山王社」とか「山王権現(ごんげん)」とも称されたので、
その祭礼も『山王祭』と呼ばれました。





その訳は、元は、江戸城内紅葉山に鎮座していたため、
家康公以来、徳川将軍家代々の“産土神”とされ、
また江戸城下町西半部の総鎮守でもあり、
「神田明神」の「神田祭」とともに
将軍上覧の栄誉を誇って
「御用祭」「天下祭」とも称されました。





そしてこの“祭日”は来る6月15日にあたり、
昔は、三基の本社神輿が茅場町の御旅所へ神幸する・・・
形式でしたが、
現在では多数の町神輿主体の祭礼に変化して、
1615年(元和1)以来、『山王祭』を「神田祭」と隔年交代で執行し、
神幸を出さぬ年の祭りを“陰祭(かげまつり)”と云います。



銀座由美ママの心意気-せ組の纏
明治製菓本社ビル1階 “せ組纏”

銀座由美ママの心意気-京橋東二丁目町内会御輿  
京橋二丁目東町会“御輿”
そしてこの「明治製菓」本社ビル1階には・・・???
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銀座由美ママの心意気-明治製菓本社ビル シェイノ  
由美ママが親しくさせていただいているフレンチの巨匠・井上 旭オーナーシェフの店『シェイノ』が在ります。
*『シェイノ』の“6月のメニュー”は明日掲載します!


銀座由美ママの心意気-由美本店 衣更えのキリンズ
軽やかな単の着物姿のキリンズ www.yumi-ito.com





三社まつり 山王まつり ともに雨    
―室積徂春





それでは、遠くに『山王祭』の神輿太鼓が鳴り響き、
江戸情緒が溢れる日本橋辺りですが、
そんなお祭り気分高まる中で、雨・・・に降られないことを祈り、
入梅前の爽やかな天気を満喫できるようなよき週末をお過ごし下さい。