２７号室　コバルトっち　元素っちキャラクター紹介　コバルトブルーの原料

元素っちマンション　メゾン　ド　エレメンツ２７号室の住人。

金属元素っちの一人であるが、あまりにもコバルトブルーが有名のため、人間界では、わかりやすくキャンバスの姿をしている。

他の金属元素っちと同様、あまり一人では行動せず、他の金属元素っちと一緒に遊んでいる。

ところで、彼の名前の由来は、冗談のようであるが、ファンタジー映画などで有名な、大地の妖精、コボルトである。
コバルトっちが昔、ヒ素っちと一緒に遊んでいた頃、人間には、銀じいそっくりの姿かたちに見えたらしく、銀じいだと思って、喜んで精錬したら、ヒ素っちとコバルトっちに分かれてしまい、「これはコボルトのいたずらだ！」となったそうである。
なんともお粗末な名前の由来である。

最近の彼は割と人気で、リチウムイオン電池の正極として使われている。
実際、彼の用途の大半が、コバルトブルーの絵の具ではなく、昨今増え続けている電子機器の電池である。

合金として添加されると、高い温度にも耐えられるようになるため、高温での動作が必要なガスタービンなどにも使われる。

太り気味のコバルトっち６０は、放射性元素としても有名であり、その強い放射線を使って、喉頭がんの治療などに使われている、

コバルトブルーの顔料は実際にはアルミニウムっちや酸素っちも絡んでいるため、彼一人の手柄ではないのだが、この件については彼一人有名になったため、若干申し訳なく感じている。

また、彼の用途としては、ランタノイドブラザーズの一員、サマリウムっちと一緒に作る、サマリウムコバルト磁石である。近年では、より磁力の強いネオジムっちのネオジム磁石が有名であるが、ネオジム磁石よりも高温で使えるため、高温が必要な工業用磁石として重宝している。

さらに、コバルトっち６０という放射性同位体は、強力な放射線（ガンマ線）を放つため、医療用や工業用の放射線源として販売もされている。
一説によると、これを大量に含んだ爆弾を使おうと言う鬼畜作戦を人間は考えたようであるが、さすがに、使用はされなかったようである。

コバルトっちは、ビタミンＢ１２を作る人体の必須元素であると同時に、取りすぎは毒となるため、取り扱いには注意が必要である。