地獄谷散策を終えてホテルに戻る前に、少しだけ登別温泉街をぶらついてみました。温泉街の通りは極楽通りと呼ばれています。
これは「閻魔(えんま)堂」。からくり仕掛けが施されていて、指定された時間に上演されます。残念ながらからくり上演は見る機会がありませんでした。
温泉街にはこういう鬼の像が点在しています。左は合格祈願のシンボル鬼、右は湯かけ鬼蔵。
泉源公園の近くに湯澤神社がありました。社務所もある神社です。1858年に滝本金蔵という登別温泉を開拓した人物が同地に既存していた祠を、その地の産土神社として祀ったことに始まるのが由緒だそうです。
地獄谷散策と温泉街ぶらりで、苫小牧で一杯になったお腹は何とかホテルの夕食を食べる事が出来そうです。ではホテルに戻りましょう。
上で触れた滝本金蔵が開祖であり、この温泉地を代表する老舗ホテル「第一滝本館」(登別市登別温泉町55)。この日、梅之助らが泊まるホテルです。地獄谷に最も近く、創業は150年以上になります。
客室は本館、南館、西館、東館に別れていて、他に佳水館という宴会場専用棟があるようです。
梅之助らは東館・5Fの一室に案内されました。
客室はこんな感じ。部屋菓子の水まんじゅうを美味しく頂きました。
夕食のビュッフェ・バイキング。こんなに食べてはいけないんだけれどなぁ~。持病的な意味で。
こちらは朝食です。
ちなみにビュッフェとバイキングは厳密にいうと違います。
バイキングはいわゆる「食べ放題」の事で、和製英語にあたります。ですから、「バイキング=食べ放題」という言葉は日本でしか通用しません。一方、ビュッフェはフランス語が語源の世界共通の食事スタイルで、好きなものを取ってくる事には変わりありませんが、その分の料金を精算したり、定額料であっても内容や量が決まっているケースもあります。少なくとも本来的に「食べ放題」という意味はありません。
最近は一緒くたに使われているような感じがしますね。バイキングというと、何だか「がっつく」感があるので、ビュッフェという小洒落た言葉を多用するようになったのでしょう。
本館1Fお土産売り場前の「鬼の大金棒」。丁度、指定時間のからくり演出が行なわれているところです。
夕食をとってお風呂にゆっくり浸かると、日中の疲れが出たようです。ホテル内をいろいろと見て回る事もあまりせずに、床に就いてしまいました。
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