これまでの豊洲新市場問題の簡易まとめ（記者会見に先駆けて）：【追記】液状化資料

9/24の豊洲移転中止の記者会見を前に、わたしはその場に出向けないので、おさらいを挙げます。

（記者会見のエントリーをこの上にアップしています）

このところ、エントリーが検索エンジンに引っかからないというお話をよく伺っていましたが、たしかにこうしてまとめを作成しようとすると、重要なキーワードで検索しても検索リストにあがらないという事実を確認できました。

6月くらいからずっとご覧頂きたいのですが、そうなると結局大量の情報読み直しとなるので、最近のものを最小限でピックアップします。

★追記

9/4に仲卸の方の質問に対して配布された液状化資料です。

出かけるので詳しいことが説明できませんが、「液状化はします」と説明しています。

しかし、嘘がまた大量にここにはあります。本来は存在しない均一な粘土質の地層があるような表現や、液状化しないという嘘をいきなり「あります」と言いなおしたこことへの理由説明ないし謝罪はありません（当然ながら、市場関係者の方々は大いに怒っています）。

クリックで拡大します。

◆まず本問題の概略としては、先週の、

2008-09-17
【転載希望】都庁で9月24日に豊洲新市場対策の中止の都知事要請行動（記者会見も開催）

http://ameblo.jp/garbanzo04/entry-10140592358.html

があります。

◆豊洲問題とイシハラ氏関係の総合年表はこちら（これは辞書的に）：

2008-08-11
【内容確認と転載希望】東京の都市計画と築地立ち退き関連年表（拡大版）・イシハラ氏の動きとともに

http://ameblo.jp/garbanzo04/entry-10125747752.html

◆技術会議がうさんくさくて成り立たないでしょうというお話はこちら：
2008-08-02
【情報を集めましょう】このたび豊洲新市場問題で設置された技術会議の「成り立ち」に懸念を持ちます

http://ameblo.jp/garbanzo04/entry-10122719807.html

◆専門家会議の捏造疑惑、あれは捏造じゃないですよと開き直る資料の紹介はこちら：

2008-09-12
豊洲調査の捏造疑惑への弁明書が公開されましたが、弁明になっていませんhttp://ameblo.jp/garbanzo04/entry-10138243557.html

　平成20 年９月９日
　東京都中央卸売市場

　専門家会議終了後の質疑応答における土壌・地下水の詳細調査に関する指摘について

　http://www.shijou.metro.tokyo.jp/news/20/0909.pdf

　※本来ばらばらに書いているはずのチェックリストが筆跡がそろっていて不思議です。

あとは、仲卸の方向けに配布された資料への突っ込み画像をアップします。

◆もとのエントリーはこちらです：

2008-08-23
築地市場仲卸向けの説明会で配布された「豊洲汚染」の資料の大いなる嘘とツッコミ

http://ameblo.jp/garbanzo04/entry-10130509304.html

最後のエントリーの画像を再掲します。

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＜1ページめ＞　対策全体のまんべんない嘘

（クリックで拡大）

＜2ページめ＞検証結果の説明の誤記とは考えられない嘘
（クリックで拡大）

このページを拡大しました。

水道管が現行の地下水（10000倍のベンゼン汚染など！！）に埋没しています。

水道管と水面は現状を元に手書き追記。

（拡大済み表示）

地下水を永久にポンプでくみ上げ続けて、しかもい水道工事は市場を作ってから廃場するまで一回も止めない（「水道管はずっと陽圧」）と主張しました。

地下水対策です。これがほぼ完璧ということでした。

生鮮品を集中的に扱う市場として、でしょうか？

＜3ページめ＞

委員の氏名と会議開催日程履歴の権威付けで終わり。

リスクを述べたところもおかしなことだらけで、さらに透水率についてもいんちき表示。

（クリックで拡大）

配布された現物ではA3でカラープリントです。立派であればごまかしがきくと思ったのでしょうか。

このような中途半端というよりはずさんでおよそ学生論文レベルにも（と申し上げるのは学生さんへの冒涜にあたりますね）あたらないことを専門家の知見として取り上げ、しかもその専門家の先生方は、工法が分からないとおっしゃるわりにはゼネコンや関連企業との密接なつながりがあちこちに垣間見え、加えて声明文にもあったように、ロボット工学の先生を座長として、その他なぞの人物で具体的な工法を検討して、年度内に予算確保（調査するだけと言いますが、つまりは調査の結果対策可能という結論を合意に引き出してしまうのですから実質の着手段階です）を、自民党が下野する前に強行してしまおうというのですから冗談にしてはタチが悪すぎ、本気とすれば（本気なわけですが）まさに狂っているとしか言えません。

実際に液状化と汚染が共存する土地で発生しうる危機の規模を想定すれば、高をくくることの危険性は桁違いでしょう。

神戸の震災での市場液状化被害の写真を以下のエントリーにアップしました。

これは汚染がないから甚大な努力によりなんとか復旧できたのですが、それでも悲惨な状況にあったことを写真は物語っています。

2008-08-31
防災の日を前にまた装甲車を繰り出すイシハラ氏・そして神戸市場の液状化の生々しい写真

http://ameblo.jp/garbanzo04/entry-10133774502.html

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汚染と利権まみれの市場移転計画に反対する「東京大行進」へのご参加と、真実を明らかにする署名へのご賛同ありがとうございます。

中越沖地震から1年がたちました。