土曜日なのに平日のグリーン料金? | 新田鉄人「久慈だョ!全員集合」

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難病と闘いながらピンの鉄道芸人、その他で活動する、元本物の鉄道の駅員と電気部、さらに保線の経験を持つ、新田鉄人のブログへようこそ!岩手県久慈市公認、北三陸久慈市ふるさと大使。潜水士の資格取得済。

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首都圏エリアの近郊タイプの電車による普通、快速、特別快速などですっかりお馴染みとなったグリーン車。疲れた時や長旅などゆったり移動したい時に気軽に使えます。今日は、この料金についての話題を採り挙げたいと思います。
首都圏の普通、快速、特別快速のグリーン車は乗車距離50kmを境に変わることは広く知られていますが、これとは他に平日料金と土休日などのホリデー料金の区分もあり、ホリデー料金のほうが同じ距離でも安く乗車できます。余談ですが、車内のアナウンスもくり返しされている通り、さらに乗車前の購入と車内でのグリーン券の購入にも料金の差があり、車内で買うと高くなります。
グリーン車は、例え座らなくてもグリーン車両にいるだけで料金がかかり、時間帯によってはせっかく買ったのに座れなかったという場合もあります。この場合、モバイルSuicaでの購入なら、グリーンアテンダントにグリーン車を使うのを止める旨を申し出れば「不使用証」を発行してもらえ、みどりの窓口でそれと携帯電話を持って行けばグリーン料金は返してもらえます。
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さて本題に入りますが、土休日なのに平日料金が徴収される例があります。例えば金曜日に、明日は休みだからと一杯飲んで帰ろうという時、時計を見たら23時50分だったとします。来る電車は23時55分発、その次が0時15分発だったとします。日付が変わって0時15分発は土曜日、日付が変わってからグリーン券を購入します。しかし、差し引かれた料金は平日のもの。土曜日なのにホリデー料金ではありませんでした。
何故かといえば、規則上の首都圏の普通、快速、特別快速のグリーン料金の日付が変わるのは、終電から始発の間。ホリデー料金が適用となるのは、この日の始発からなのです。逆の見方をすれば、日付が平日でも前日が休日であれば、前日の終電まではホリデー料金で乗車できるということです。
但し、紙のグリーン券の場合「発売当日有効」の文字と発売日が印刷されていますので、日付が変わって平日になっても終電前のホリデー料金のうちに購入し、使わずに持ち帰り平日に変わって始発が走り出してから再び駅に戻りグリーン車に乗ったら…。規則にはこれに関する文章が見られず、試してみようかと思います。