東海道新幹線「こだま」が不振でチッチキチー! | 新田鉄人「久慈だョ!全員集合」

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難病と闘いながらピンの鉄道芸人、その他で活動する、元本物の鉄道の駅員と電気部、さらに保線の経験を持つ、新田鉄人のブログへようこそ!岩手県久慈市公認、北三陸久慈市ふるさと大使。潜水士の資格取得済。

荒川夢悟「テツろぐ」-東海300系.JPG
最近の東海道新幹線では、各駅停車タイプである「こだま」号の乗客の減少が目立ち、JR東海側も様々な対策でこれを食い止めようと必死に頑張っているのですが、なかなか止まらないようです。
東京から名古屋に行く場合、N700系「のぞみ」号を使うと、だいたい1時間40分ちょっとで到着します。これに対して「こだま」号は3時間近くを要します。そうなると、やはり静岡県内辺りまでの利用者が東京から乗車するわけですが、その場合は運賃と料金の高さが目立ってしまいます。お得に「こだま」号を使える切符もありますが、あまり一般の方には知られていない感もあります。そうなると、小田急電鉄などに逃げられてしまいます。
荒川夢悟「テツろぐ」-東海700系.JPG
それでは、この「こだま」号をもっと速くしたとしたらどうでしょう。しかし、どんどん「のぞみ」号が増発されていく中では、どうしても通過待ちが多くなり、結局は駅に長い時間停車することになり、時間の短縮にはあまり希望は見られません。
阪神電鉄では、各駅停車に高い加減速度を持った「ジェットカー」を投入、加速と減速のスムーズさを活かして優等列車に追いつかれる駅を1つでも先に延ばそうという策で、乗車時分の短縮を図っています。東海道新幹線は、残念ながら「こだま」号の車両は、最高速度に達するのが遅い形式が用いられ、逆にN700系「のぞみ」が、ジェットカーと優等列車の長所を合わせ持ったような大変優れた性能を誇っています。
「こだま」号の「遅い」「高い」。これを何とかしなければ、今度は乗車が「チッチキチー!」と言い出しかねません。