「デカ目」と呼ばれるラッキーな電車 | 新田鉄人「久慈だョ!全員集合」

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難病と闘いながらピンの鉄道芸人、その他で活動する、元本物の鉄道の駅員と電気部、さらに保線の経験を持つ、新田鉄人のブログへようこそ!岩手県久慈市公認、北三陸久慈市ふるさと大使。潜水士の資格取得済。

荒川夢悟「テツろぐ」-113系5000代.JPG
この写真の電車は、いわゆる「国鉄顔」と呼ばれる前面デザインで、急行に使われる電車から普通列車用のものまで、広く採用されていました。JRになってからは、新型車両がどんどん登場して、この顔の電車は激減しています。
そんな中で注目されているのが、この「デカ目」と呼ばれる、前灯(ヘッドライト)がやたらと大きいタイプです。過去にはよく見られましたが、製造過程で小型のシールドビームと呼ばれるライトに変更になり、後からこれに改造されたり廃車されたりと、もう「デカ目」の電車との遭遇率はぐっと低くなってしまいました。
荒川夢悟「テツろぐ」-113系.JPG
ちなみに、こちらがシールドビームを装備した車両です。ライトの大きさの違いは一目瞭然ですね。
「デカ目」はもうJR西日本のほんのわずかな車両のみとなり、阪和線用で唯一残っていたも編成も、しばらく休んでいたものが移動されたそうで、検査に入ってシールドビームに変わってしまうのか、廃車になるのか、心配なところです。
「デカ目」の電車に会えたら、それは非常にラッキーです。首都圏では、鉄道博物館の中に展示されている455系という赤い色の電車が、この「デカ目」になっています。営業列車から「デカ目」が消えるのも、時間の問題です。ちなみに一番上の写真は山陽本線で撮影しましたが、今はもうこの姿はないです。