この2人はフェンサーの着火役にするためにわざわざ「六属を操る導師」「飛鷹を伴う射手」を選択したというのに、それができないとあってはこの二つ名を選んだ意味が激減する。世界樹の迷宮5 攻略と感想5では「そもそもこれらのスキルはチェインに正常に反応するのだろうか？しなかったら笑うしかない」ということを書いたが、マジで笑うしかない。まあ無理やりフォローするなら、こういった不測の事態も1周目の醍醐味ではある。
幸い、今ある二つ名が気に入らないのであればギルドで「休養」し、新たに取得し直せる。転職と異なりレベルは2ダウンするだけなのでペナルティは軽め。ハウンドは頭封じが便利なのでまだしも、ウォーロックはチェインの追撃を稼げないと判明した以上「六属を操る導師」にするメリットが皆無なので早速休養して二つ名を取り直した。
■ウォーロック/ルナリア族/炎と氷と雷の支配者
二つ名を「炎と氷と雷の支配者」にしたことでINTの値に高い補正が加わり、今まで以上に術式の威力が高まった。全体魔法も習得し、まとまって出てくるサイミンコウモリなどを弱点を突きつつ一掃できる。
全体魔法を習得するためには下級魔法のレベルを5以上にする必要があり燃費が悪くなってしまうが、ここで役立つのが「コストカット」。マスターすると想像以上の頻度で発生してくれるため、TPがかなり節約できる。六属ウォーロックより断然高い火力を発揮しつつ、同程度の継戦能力を維持でき優秀。
六属ウォーロックは敵全体に物理魔法を撃てるのがメリットだが、現在のパーティではそれを活かせる場面はほぼない。実際、炎氷雷の三属性あればほとんどの敵には対応できてしまう。第四迷宮ボスは弱点属性を魔法と物理で切り替えてくるので、そういった相手なら六属ウォーロックも活躍できるかもしれない。しかし基本的には、高い火力とTP効率を維持できる「炎と氷と雷の支配者」のほうが遥かに使いやすい。
■フェンサー/アースラン族/迅雷の剣士
残念ながら多段術式やミリオンショットがチェインに反応せず目論見が外れてしまったが、火力は衰えるどころか増々高まり続けている。現状の2回追撃だけでもこの強さなのだから、クリア後は改めてフェンサー軸の特化パーティを作る価値があると言えるかもしれない。
火力に大きく寄与してくれるスキルは「チェインダブル」と「チェインバースト」。チェインダブルをマスターしたことで、2回攻撃の発動率は目に見えて上がっている。チェインバーストはLv.5まで上げたことで最大発動数が2となり、ザコ敵3体を一気に殲滅してくれることも珍しくない。ウォーロックの魔法で全体の体力を削る→チェインダブル発動→チェインバースト発動→さらにチェインバースト発動の流れが綺麗に決まるととても気持ちいい。
「チェインプラス」も攻撃力の上昇幅が大きく、FOE・ボス戦で活躍できるスキル。レベル上昇で効果ターンが増加するので他のSPを削ってでもマスターまで振りたい。1ターン目でこれを使っている間にリーパーの「虚弱の瘴気」やハウンドの「ターゲットアロー」で場を整え、ハーバリストが「アナライズ」を使って弱点属性を特定し2ターン目から一斉攻撃を仕掛ける、というのがボス戦での基本的な流れ。
「チェインブースト」の効果を考えると、「チェインオール」を含めた十数回ぶんの追撃が発生した際の攻撃力は凄まじいことになりそうだというのは容易に想像がつく。問題は、ウォーロックもハウンドも駄目となった今、その追撃を発生させるための着火役が見つからないこと。
■ハーバリスト/ブラニー族/慈悲深き薬草師
相変わらずの回復役だが、全体攻撃を放つ敵がとにかく多いので「エリアハーブ」を使う機会が多い。レベルを上げると消費が大きくなるので、Lv.4で止めておくのがおすすめ。足りないぶんは「ハーブマスタリー」で補える。
「ハーブブースト」を習得しておけば上限を超えてHPを回復できるため、ダメージを受けていない味方にもエリアハーブが無駄にならず、お得感がある。敵が強くなるにつれて不意の戦闘不能が避けられなくなってくるため「オートリザレクト」もマスターまで持っていきたい。
その他、ハーバリスト自身が状態異常や腕封じを受けてしまうと本当にどうしようもないため「抗体」と「抑制防御ブースト」もぜひ欲しい。このあたりが優先して伸ばすべきスキルだろう。回復一辺倒な専門職なのだが、新2メディックより遥かに活き活きとしているように感じるのは5にドクトルマグスがいないからだろうか。
ちなみに攻撃役としては全く期待できず、Lv.56でSTRが37しかない。それでも、少しでもTPを確保するため装備は杖を持っておきたい。ただし杖で殴ってもザコ相手に1桁ダメージしか出ないほど非力なうえ、攻撃スキルも持たない。タルシス流星章込みでSTRを92/99まで持っていけた4メディックはやはり異常と言うべきか。
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