【成長率(%)】
HP | 力 | 魔力 | 技 | 速さ | 幸運 | 守備 | 魔防 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
50 | 40 | 15 | 70 | 65 | 30 | 45 | 20 | 335 |
前作からかなり強くなったユニットの一人。
前作ではレベルの割に貧弱というより悲惨というほかない初期値で、序盤はまだしも中盤に一度離脱するため再加入後はまともに使えず、弓兵のクラス自体の微妙さも相まってかなりの弱キャラだった。
本作では各初期能力が大幅に向上。初期レベルが12上がっている中で、HP+11、力+12、技+13、速さ+11、守備+11と、ほぼ100%の成長をしてきたのではないかというぐらい各能力が強化されている(確かに蒼炎の頃から成長率だけは良かったのだが)。
さすがに蒼炎の頃の超成長率は失われたが、それでも癖がなく悪くはない。今回は途中で離脱することもなく最初から最後までじっくり育てられる。
暁では弓兵自体も強化された。上級クラスで必殺+10、最上級クラスで必殺+15の補正が付きパワーが大幅向上。初期装備であるキラーボウを使えば4割強の確率で必殺を出す。2回攻撃なら7割近い確率で必殺が発動するため、どうしようもないと思われた場面を高い確率で打開することもままあり、非常に頼りになる。これは速さの初期値に劣るヨファにはできない芸当。さらに最上級職では「通常の弓の射程+1」という反則すれすれの能力が付加。後半増える射程1-2の相手に一方的に攻撃できるため極めて便利。蒼炎では弓のエキスパートにも拘らずスナイパーならではのメリットがあまりなく力上限の高いウォーリアや他の武器を使えるパラディンに劣ってしまいがちだったが、必殺+15と射程+1の個性を得たことでそれらにも全く見劣りしない兵種となった。
弓兵だけでなく、SS級の弓である「バルフレチェ」までもが大幅強化。蒼炎のバルフレチェは終盤入手にも拘らず低威力・低命中、そして射程「4」(2~4ではない)で壁越しに攻撃できるのが面白いがただそれだけという、S級武器の弱い蒼炎においてもちょっと何これという感じの残念武器だった。暁では高威力・高命中、力+3という補正のおかげで実質的な威力は単独首位、射程1-2で直接攻撃可能と、同じ武器なのかすら怪しいレベルの高性能。さらに、このバルフレチェは神射手の射程+1補正の対象であるため装備すると射程が1-3になる。攻撃のときは一方的に攻撃でき、防御のときはどこから攻撃されても反撃できるため、攻守ともに死角がない。奥義持ちの強敵相手にも一方的に攻撃できるのはとても頼りになる。
シノン、兵種、武器の全てが強化されたため暁では本当に強い。神射手+バルフレチェの強さは一度味わうと病みつきになる。レオナルド、ヨファにも似たようなことは可能だが、やはり初期能力と育てやすさの問題でシノンが最も使いやすい。最初から最後まで何らかの使いどころがあり、削り役・サポーターの域を超えた強さ。単独での戦闘もこなせるが、他の直接攻撃ユニットと併せて使うことで抜群に性能を発揮できる。
地味なところでは、「挑発」持ちで間接攻撃ユニットなので敵を引きつけやすいのも何かと便利。HP・守備の初期値が高いので扱いやすい。奥義「狙撃」は他の奥義同様一撃必殺級の威力だが、発動率が技の半分でやや発動しにくい。ただし他の奥義より使用キャパシティが5少ないため、他のユニットより少しいいスキルを習得できる。
欠点を挙げるとするなら、低威力の弩、終章入手のバルフレチェ以外では直接攻撃ができずアイク軍はアイク・ティアマト・ハール・ガトリーといった超一流の直接攻撃ユニットが揃うため、弓兵は直接攻撃の使い勝手で劣ること(当たり前だが)。ただし、終盤は神射手の射程+1とバルフレチェの射程1-3を手に入れるため、最終的には直接攻撃においてもこれらのユニットを追い越すことができる。また、青銅武器以外では必殺が出やすいため程良く相手のHPを削るのが蒼炎より難しくなったが、いずれにしても贅沢すぎる悩み。
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