「足(太腿)が痺れて靴下を履けない」と整体治療 | 【大阪】 整体師養成校 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院                      JHSC整体治療室 = 公式ブログ

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「足(太腿)が痺れて靴下を履けない」と整体治療
患者=Nさん-58才-男性-税理士

 

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① Nさんの病歴・・・前回治療してもらいましたが、、、
患者Nさんは、以前にも右大腿のしびれ感で当院を約2か月前に受診されました。参照=右太ももの痛み(しびれ)と整体治療…腰が原因とは限らない
その時はしびれ感がほぼゼロにまで症状は改善したのですが、今回は10日ほど前から再発したそうです。但し、その痺れる部位は前回と違っていて、前回は右大腿の外側でしたが、今回は右大腿の前部から内側及び膝の内側にかけて痺れる、との事でした。
しびれ感は前回よりも強く、表題の様にしびれ感の為に靴下を履く為に足を曲げることが出来ず、奥さんに履かせて頂いていたようです。それだけでなく、食事中も普通に椅子に座ると右足が痺れて痛くなるので、椅子には左のお尻半分だけを置いて座り、右のお尻を浮かして右膝を床につけ右脚を伸ばして食事をとっていたそうです。☚『大腿屈曲によるしびれ感誘発
前回の治療終了時、その数日後に某病院で腰部-腹部のMRI検査等をする予定でしたので、その検査結果をNさんにお聞きすると、「腰椎の5番に骨棘があるものの、その他の異常は認められない」との事でした。

 

 

 

② Nさんの診察
・発熱、倦怠感、悪心(嘔吐)、腹痛(膨満感)などは無く、食欲もあり、便通(ガス)も通常と同じで毎日出ているそうです。
・神経学検査で患部の知覚異常は確認できませんでした。
・下肢筋の筋力テストも正常範囲でした。
・ラセーグテストは陰性でした。
・血圧は125/80だそうです。定期検診では血糖値が少し高いそうですが、糖尿病の投薬治療をうけているそうです。蛋白尿も少しあるそうですが、特に問題はないそうです。
・聴診上、腹部血管雑音はありませんでした。グル音は腹部全般的にしっかりと聴取できましたが、しかし右下腹部四分の一部分だけがかなり減弱していました。
・触診上、鼠径部に腫瘤などの異常はありませんでしたが、右鼠径部の一部と右下腹部に著明な緊張と圧痛がありました(盲腸部、上行結腸の下端、回腸末端と思われる)。しかし腫瘤感・筋性防御、反動痛はありませんでした。
・腰椎の触診で、圧痛や叩打痛などの所見は認められませんでした。

 

 

 

③ 治療目標と整体治療
    ⑴ 右下腹部の著明な緊張を緩和し神経絞扼を回復させる
・平滑筋テクニック
・大腸はがしテクニック

 

 

 

 

④ 経過と結果
・初回の施術で痛みが10分の2程度まで激減しました。


・念の為、その後2度通院して頂き、症状が10分の一以下まで低下しそれが安定していたので、一応の治療の終了としました。但し、もう一度別の病院でセカンドオピニオン的に腹部の精査をする事を勧めました。

 

 

 

⑤ 今回の症例の概説、、、
・前回(2か月前)とほぼ同様の症状でしたが、しかし微妙に「しびれ感」の生じる位置が移動していました。
前回は「右大腿外側(☚外側大腿皮神経領域)」でしたが、今回は「右大腿前面-同内側~膝内面(☚大腿神経前皮枝、閉鎖神経領域)」でした。

 

 


・前回は、症状発現の前に「腹痛-下痢症状」があったため、消化管の炎症-スパズムが外側大腿皮神経を刺激した絞扼神経症候群などを疑いましたが、今回は「腹痛-下痢症状」はなく、その他思い当たる節も無く自然発症的に生じたため、前回と同様の原因では無いかもしれません。ひょっとすると前回も(上記の我々の推定でなく)別の原因であった可能性もあります。


・そこで気になるのはグル音が「右下腹部四分の一部分だけがかなり減弱」している事でした。患者Nさんは糖尿病を罹患している事も有り、「回結腸動脈・(右結腸動脈)」の血管障害などが生じ、同血管が支配する領域=回腸・回盲部・盲腸・右結腸=の腸蠕動に影響を与えてグル音減弱、になっているかもしれないと考えたからです。

 


・しかしそれでは閉鎖神経や大腿神経を絞扼する事は難しいですので、上記の結果減弱した消化管が左記神経との癒着-刺激を起こし、それにより大腿前面-内側-膝にかけいのしびれ感を誘発したのでは、と考えました。


・数週間前に病院での腰部-腹部のMRI検査では、「L5(腰椎5番)の骨棘以外の異常は無い」との事でしたが、とにかく今回腹部の内臓整体で大腿の神経痛がほぼ解消したわけですから、我々整体師レベルの推定では無く、本格的に再検査をする方が良い症例かもしれません。


・例えば最悪の場合、将来的に「閉鎖孔ヘルニア」を発症する可能性もあり、あるいは閉鎖孔ヘルニアに限らず、その他の神経を絞扼する病態の有無を確認する為にも再検査を受けておく方が良いと考え、「セカンドオピニオン的に腹部の精査をする」事をNさんに勧めました。(Nさんの病歴=『大腿屈曲によるしびれ感誘発』は”ハウシッブ-ロンベルクサイン”と呼ばれ、閉鎖孔ヘルニアの陽性所見となる為)

 

 

 

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