暖かいです。
関節に優しい(笑)
土曜日にやっと最後まで待っていたシリンダーヘッドが内燃機屋さんから帰ってきたので、必死のパッチで小修正、洗浄して測定して組み上げ、時間はないけど1日ヘッドガスケットを寝かし、組み付け、車輌に載せてなんとかやっとエンジン始動まで来ました。
はい、フルステージで1番パワーがある車輌のBNR32GTRです。
いつもドラックレースに参戦して楽しんでもらっています。
昨年度にターボを更に大きくしパワーを上げ、色々なトラブルなども出た為、中々うまく走れてなかったのですが、昨年最終戦手前でようやく兆しが見えだしたんです。
でも、更なるパワーアップにより6年間トラブル無しでレース参戦してきたエンジンにも少し疲労が出たようで、ヘッドガスケット抜けのトラブルでエンジンをオーバーホールする事にしました。
通常?
一般的に?
エンジンの排気量を変更する場合は(レギュレーションなどの縛りがない場合)排気量を上げます。
エンジン自体は排気量に勝るものはないですからね!
でも今回は少しだけですが、排気量も下げました。
何故下げたのか?
は色々な考え方がありますが、今のところ経験から。
としておきます。
今回使うピストンはHKSさんから新しく開発された、ブリッジコンセプトデザインのピストンです。
僕が凄く気にするピストン重量も非常に軽く設計されていて気に入りました。
ブリッジって橋です。
裏側に橋がかかり強度を上げたり、重いピンを短くする設計になっています。
前回使っていた海外製ピストンより、1g軽くなりました。
1g? ってなるでしょうが、前回使用していた物はダントツで軽量な物を使っていた為、大きな1gなんです。
コンロッドは前回も使用しトラブルも無く信頼できるので、これもHKS製のH断面を使ってます。
バラしたエンジンにも施していたWPC+二硫化モリブデンショットは非常に良い仕事をしていました。
あれだけ激しいパワーと使用状況にもかかわらず、長きに使えたのにも一躍かってると思い、摺動部には今回も施工しています。
先に組み出した腰下は
とてもいい感じです♪
ギリギリになりましたが、ヘッドも帰ってきてくれたので
しっかり組み上げ、
車輌の心臓部へと積み込まれました。
エンジンを始動し、しばらくラッピングしながら各部チェックし、現在は既にダイノパックにて慣らし運転中です。
まだ完成したばかりなので、今のところ2000回転固定ですが、なんとか間に合いそうです!
後は上手く変更点と付き合う事ができるか?
楽しみです!
さて、ピットに少し空きができました。
皆さまからの色々なご相談をお待ちしていますね。
よろしくお願いします。