「箸とおにぎりとご飯」 | 福盛貴弘の脳炎日記

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日常生活で起きたことを素朴に書き記しています。
まずは、予告編2編をご覧ください。

好きなおにぎりの具 ブログネタ:好きなおにぎりの具 参加中

1. 梅干し
2. しゃけ
3. おかか

ついこないだ、おにぎりの形について書いたところ。
で、今度は具の話かと。

こないだ書いた時には全く思い出さなかったが、ふと思い出した。
そういや、入院中におにぎりを食べてなかったなと。

コンビニおにぎりはもともと嫌いなので、食べない。
だから、差し入れしてもらう必要はない。

おにぎりを食べる選択肢はあった。
他の病院や病棟ではどうだか知らないが、私がいたところは選択できた。

脳の後遺症によって、腕や手がどの程度使えるか差が出る。
なので、スプーンで食うか、手づかみで食うかも、食べやすさが異なる。

私は、しばらくスプーン、フォークの生活が続いた。
その後、おにぎりにしましょうかという打診は看護師からあった。

ただ、おにぎりになると、やはり塩味をつけてもらいたい。
で、おにぎりだとそればっかり食ってしまう。

おかずや汁物とバランスよく食おうと思ったら、おにぎりじゃない方がいい。
それが一つの理由。

それから、おにぎりは手で、おかずはスプーンでというのも面倒。
とっかえひっかえするのが面倒だというのが、もう一つの理由。

結局、入院中におにぎりを選択することはなかった。
なので、おにぎりは食べなかった。

おにぎりをたべることさえ、回復の証であると改めて実感した。
急にピクニックにでも行きたくなってきた。